感動サギ！？ 俳優ライアン・ゴズリングが死去した友人の子を引き取ったと“告白”するも、実はでっちあげだと発覚

冗談としては、ちょっと悪質?　映画「きみに読む物語」(2004)や、「L.A. ギャング ストーリー」(2013)で知られる俳優ライアン・ゴズリング(33)を名乗るフェイスブックアカウントが、父の日に感動的なストーリーをシェア。しかしこれには裏があり…

6月15日、父の日に、フェイスブック上に存在する“ライアン・レイノルズ”のアカウントが、とあるストーリーをシェア。一説には17万件近くの「いいね!」を集めたというハートウォームな投稿は、ライアンがひとりの赤ちゃんを抱えた写真に添えられていた。

「今日という父の日に、ぼくがどのようにして父親になったのかを明かすことに決めました。この写真の小さな彼は、ぼくが父親になった時点で、たった9か月の赤ん坊でした。彼のママとぼくは、彼女がガンで亡くなるまで、素晴らしい友人でした。ぼくは彼女に、この子のことはぼくがずっと見守ると約束していました。そのため彼を引き取って、パパになることを決めました。彼はぼくに多くの喜びをもたらしてくれた。彼はぼくのすべてでした」
「引き取ってから1年後、子どもの実の父親が、彼を渡すよう求めてきました。もちろん、ぼくは抗ったけれど、結局本当の父が勝ってしまった。1年間の父親生活は、絶対的な愛情とは何かをぼくに教えてくれた。ぼくらは子どもたちのため、子どもたちは両親のため、立ち止まって感謝しなくちゃならない。この経験からまなんだ最大のことは、どんな子どもも愛情を必要としているということだ。何千人もの子どもたちを守ろう」

この投稿には、「いいね!」に加えて瞬く間にコメントが。中には「信じられない、あなたってなんて素晴らしいひとなの」、「この話が、彼をより魅力的にする」といった、ライアンに対して感動した人々から称賛の声が次々寄せられていたが、その一方で「ライアンのようなセレブが乳飲み子を抱えていれば、もっと早くニュースになるはずでは?」と、内容を疑問視する声も少なからずあったようだ。

実際にこの投稿は、架空の慈善団体へ寄付がなされるTシャツ購入サイトへリンクされており、アカウント自体もライアンとは無関係のニセモノだったと英Glomourは報道。その後、該当の投稿はフェイスブック上から削除されたようだ。