人気医療ドラマ「グレイズ・アナトミー」でブレイクしたキャサリン・ハイグル、キャリアが低迷したのはロマンス・コメディ映画のやり過ぎと発言

人気医療ロマンス「グレイズ・アナトミー 恋の解剖学」でイジー役を演じていたキャサリン・ハイグルが、業界から一時期消えていたのは、ロマンス・コメディ映画をやり過ぎたことが原因だと発言した。

キャサリンは2008年に、「グレイズ・アナトミー」の役でエミー賞にノミネートされたものの、ノミネートから降りると発表。番組の脚本が悪すぎてそんな価値はないというのが理由で、「脚本家をディスるとは何様!?」という声が殺到。製作総指揮者は彼女を番組から降板させ、以来、女優としての仕事が減り続けている。昨年末には、Hollywood Reporterが、キャサリンのワガママな性格が災いし、仕事を干されるようになってしまったと報道。誰も彼女と仕事をしたがらないと伝えた。

そんな彼女が、今秋からスタートする米NBCの新作ドラマ「State of Affairs」でテレビ界に復帰。現在、そのプロモーションのため、積極的にメディアの取材を受けている。

米女性誌マリ・クレール最新号の表紙を飾り、インタビューに応じたキャサリンは、ハリウッドの厳しい現実を、「長年、私の親友だと思っていた人に突然裏切られたようものだったわ」「私は全く予想してなかった。とても驚いたし、裏切られた気持ちでいっぱいになった」と表現。

「素晴らしい時間を過ごしたのは確かよ。ロマンス・コメディは大好きだし。撮影はすごく楽しかった。でも、やり過ぎちゃったかもしれない。ノーって言えなかったのよ」「誰も悪くないわ。でも、観客には重荷になってしまったのかもしれない。スーパーヒーロー映画や心理スリラー映画をやるべきだったのよね」と述べ、ロマンス・コメディ映画に出演しすぎたことが原因で、キャリアが低迷したのだという見解を示した。

キャサリンは現在、夫のジョッシュ・ケリーと4歳になるナンシー・リーと2歳になるアデレードの2人の養女たちと共にユタ州で暮らしている。一時期仕事から離れたことについて、彼女は、「自分に挑戦することを止めてしまったのよね。機械的なものになってきちゃって。クリエイティブな人間としては、それはよくないことなのに。だから一旦、仕事から離れたの。自分自身に、何がやりたいのか、何を求めているのかを問いかけるために。外野の声が届かないところまで離れたのよ」と説明。報道のように、ワガママなため仕事を干されたのではないとアピールした。

新作ドラマに出演することになり、現場復帰したキャサリンは、「番組プロデューサーとは、ワンシーズン、15話だけって契約を結んだの。そうすれば、ユタ州に戻って、私にインスピレーションを与えてくれる全てのことをやることができるから」ともコメント。「でも、私の一部はハリウッド・アニマルなの。それは確か」との意気込みも見せた。