トム・フォンタナ再び「The Philanthropist」をプロデュース

米NBCネットワークで2009年春から放送がスタートする新ドラマ「The Philanthropist」の製作総指揮に、トム・フォンタナが再び就任することが明らかになった。

米Hollywood Reporterが報じた内容によると、TVドラマ/コメディのスクリプト番組社長に新しく任命されたアンジェラ・ブルムスタッドが今年4月に「The Philanthropist」の制作から降ろされたトムに対して再び製作総指揮として参加するようオファーし、トムはこれを受け入れた。トムが去った後、製作総指揮を務めた「バトルスター ギャラクティカ」のデヴィッド・エイックは今後Sci Fiチャンネルで放送が正式に決定した「「バトルスター・ギャラクティカ」のスピンオフ「Caprica」制作に専念するとのことだ。

また、パイロット制作に参加していた「thirtysomething」のピーター・ホートンは、引き続き製作総指揮としてトムと共にドラマを手掛けるとのことで、トムが率いる脚本家チームが今後の台本を執筆することになるという。

同作品は「ROME[ローマ]」のジェームズ・ピュアフォイ演じる億万長者が、自身の財産とコネ、そして権力を利用し人々を助けるというストーリーで、トムは制作方向が大きく異なる点でネットワークと喧嘩別れ状態で番組制作から外されていた。

デンゼル・ワシントン主演の医療ドラマ「St.Elsewhere」が出世作となったトムは、「オズ」など数多くの名作を手がけておりエミー賞を3回受賞している。