大人気コメディ「ビッグバン★セオリー」キャスト３人、破格の出演料アップで１話１億円に到達！ついにあの「フレンズ」に並んだ

来期以降の契約交渉が難航し、新シーズン(8)の撮影開始の延期が伝えられていた大人気コメディシリーズ「ビッグバン★セオリー」のメインキャスト5人の内、3人が大幅なギャラアップで契約を締結した。米Hollywood Reporterが伝えている。

同作品に出演するジム・パーソンズ、ジョニー・ガレッキ、ケイリー・クオコは、新たにワーナー・ブラザース・テレビジョンと3シーズン分の契約を結んだ。メインキャスト残りの2人、サイモン・ヘルバーグとクナル・ネイヤはまだ契約交渉中だが、今週中には契約合意に至るとみられている。

米CBSで放送中の 「ビッグバン★セオリー」は、これまで7シーズンを放送。昨シーズンはついに視聴率ランキングのトップに躍り出るなど全米で絶大な人気を誇っている。また主演のジム・パーソンズは同番組でのシェルドン・クーパー博士役でこれまでにエミー賞主演男優賞(コメディ部門)を3度に渡って受賞。批評家からの評価も高い。

放送局のCBSにとって、安定した視聴率、そして広告収益をもたらす同番組はまさにドル箱的存在ということもあり、今年3月には、向こう3年分、つまりシーズン10までの放送を決定した。

番組の継続が早々に決まる一方、出演者らの契約もシーズン7をもって終了することになっていたため、新シーズンに向けての交渉が行われていた。絶大な人気を誇る同番組において、メインキャストの5人は絶対に必要不可欠の存在。そしてさらに向こう3年分の契約を結ぶとあって、キャストたちはかなり強気な立場で交渉に望んだ。なんと予定されていたシーズン8の撮影初日に、メインキャストの5人そろって現場に現れなかったのだ。

こうした行動が奏功しその数日後に契約合意に至る。ジム、ジョニー、ケイリーは昨シーズンにおいて、1人1話につき32.5万ドル(約3,250万円)という、すでに十分高額といえる出演料をもらっていたが、今回の交渉では、約3倍アップの1話あたり100万ドル(約1億円)の出演料で合意した模様だ。

今後3年で制作されるエピソード数は72話。さらに、様々なボーナスや利益配分の取り決めにより、3人がそれぞれ向こう3年の間に受け取る額は9000万ドル(約90億円)にも上る可能性があるという報道もある。

1人1話あたり1億円という数字は、かつての人気コメディ「フレンズ」のメインキャスト6人が、番組の後期に、4人そろって契約交渉に臨み、獲得した額として有名だ。今回「ビッグバン★セオリー」の3人もその数字に並んだことになる。さらに、「フレンズ」はシーズン10をもって終了したが、「ビッグバン」については、シーズン11以降の継続の可能性もある。もはやバブルといっていいかもしれない「ビッグバン」旋風が一体どこまで続くのか、これからも注目だ。

追記:米現地時間8月5日、米TVGuideなどが伝えたところによると、まだ契約交渉中だったサイモン・ヘルバーグとクナル・ネイヤも合意に至ったという。