第66回エミー賞授賞式で、ロビン・ウィリアムズの追悼を準備中 かつて苦楽を共にしたプロデューサーが明かす

昨日、急逝が報じられた俳優ロビン・ウィリアムズ(享年63)の追悼を、来週に授賞式を予定しているアメリカのアワード　エミー賞が準備しているという。同賞授賞式のプロデューサーが明かした。


エミー賞とは、アメリカで放送されたドラマへ送られるアワードで、“テレビ界の祭典”とまで呼ばれる年に一度の一大行事。第66回授賞式が、今年は8月25日に予定されている。元来、テレビとの関係が浅くはないロビンだが、奇しくも昨シーズンは、ロビン主演のテレビドラマ「クレイジーワン ぶっ飛び広告代理店」が放送されていた。授賞式のプロデューサーを務めるドン・ミッシャーが、いち早くロビン追悼の準備をはじめたことを、米TVGuideが伝えている。

「ロビンの悲劇的な死を受けて、われわれはどうこの事実と向き合い、適切に意味のある形でどうすべきかを検討しています。(中略)エンターテイメントとコメディを愛する誰も知っている、ロビンをきちんと思い起こさせ、彼の感動的な場面を表現するには何ができるかといったことです」

1980年代に、ロビンと一緒に仕事をした経験もある同プロデューサーは、「ロビンという存在が、テレビ界においてどういう意味を持つかをわれわれは知っている。愉快なテイクをみんなに届けてくれた」と故人をしのぶ傍ら、授賞式までわずかな時間しかない中、奮闘しているようだ。

同プロデューサーは、以前、ロビンとカナダのトロントまで旅をしたときの思い出を振り返り、「彼は演技をするために生まれた人間だった。それこそが彼を幸せにしたし、本人もそう自負して満足していた。そんな人間は、彼のほか誰もいないよ」と話している。