感動の親子愛 父親にゲイであることを告白した双子の兄弟への父親の返事が話題に

ある双子の兄弟がYouTube上に投稿した動画が、世界中で話題になっています。

内容は、2人が自分たちがゲイであることを父親に明かすというものです。

2人がゲイであることを聞いた父親の反応が感動的で、深いので是非ご覧ください。

感動の親子愛 双子の兄弟が父親にゲイであることを告白


兄弟と父親の会話は、「お父さん、今何してるの?」と、何気ない会話から始まります。

そしてしばらく話した後に、電話した理由を言おうとしますが、思いが込み上げて思わず泣いてしまい、言葉に詰まってしまいます。

2人が泣く様子から、ひた隠しにしてきた事実を父親に伝える緊張感と不安がこちらにも伝わってきます。

涙が収まると2人は、決心したような表情になり淡々と自分たちの気持ちを父親に伝え始めます。

2人が、「あることをYouTubeで投稿しようと思っているんだけど、投稿する前にお父さんに伝えようと思って」と言うと、父親に「何について投稿するつもりなんだ?」と聞かれます。

ここで、とうとう「ぼくはゲイなんだ。それにオースティン(弟)も。」

そう言った後、再び泣き始めてしまう2人に、父親が優しく語ります。

「私たちは、だいぶ違う時代で育ったよな。なんて言ったらいいのかよく分からいないが・・・私がお前たちを愛していることは一生変わらない。

お前たちは自分たちがやるべきことをやれ。

私は何年も仕事をしてきたが、仕事をしている時がより自分の存在価値を感じるんだ。私の言ってる意味が分かるか?」

これに対し息子が、「僕たちは変わらない。僕は今でも、たしかに以前の僕のままだ。でも、お父さんとこんな風に話せなくなるのは嫌なんだ　普通でいたいんだ」と、父親に拒絶されたくはないけれど、ありのままの自分を分かってほしいという気持ちを伝えると父親は、

「何を言ってるんだ?お前は、“ふつう”だよ。

私は、お前の父親でなくなることはできない。

私が父親に捨てられたのは知ってるか? たしかに、辛かったけれど、しょうがないことだろ。

今ここでお前たちに、なんでだ?とか、変われ?なんて言ったりしないよ。

お前たちはお前たちの人生を生きてるんだ。

ただやらなければならないのは、生きることだ。

愛してるよ」

と、息子たちも事実を受け入れて気にするなという思いを伝えました。

父親との会話が終わった兄弟は、父親に話すことが出来てホッとしている様子。

そして動画の最後には

「ゲイてもバイでも、どんな人でも自分らしくいてほしい。自分がやって幸せなことをして。

この動画のコメントに、自分のカミングアウトの体験や、コメントを書いてほしい」

と、自分たちの動画を通して世界中のセクシュアリティや人種で悩みを抱える人たちが問題を共有し、少しでも変化が起きるようにと呼びかけています。

この動画に対し、「恥ずかしくないのか!ネットには、何でも投稿していいわけじゃないだろ!」といった批判コメントもある一方で、ゲイの学生をいじめていたことを告白し、謝罪を述べるコメントや、彼らが勇気をもって"自分らしく"いようとすることに対しエールを送るコメントが大量によせられています。


※当記事初出時に人名表記に誤りがありました。訂正してお詫び申し上げます。