「ER」モーラ・ティアニー闘病のため「Parenthood」を降板

米NBCネットワークの大ヒット医療ヒューマンドラマ「ER 緊急救命室」のシーズン6から15までアビー役を演じていたモーラ・ティアニーが、出演する予定だった新ドラマ「Parenthood」を降板することが明らかになった。

米TVガイドが報じた内容によると、NBCネットワークで来年春に放送される新ドラマ「Parenthood」に主要キャラクターとして出演する契約を結んでいたモーラの降板が正式に決定。キャスティングされた後に発見された乳がんの治療に専念するためだという。

同作品は当初は今秋から放送が開始される予定であったが、モーラの治療スケジュールにあわせ来年春に延期されていた。モーラはすでに除去手術を受けているが、長期にわたる科学療法のため撮影にのぞむのが難しいと判断し、降板に至ったとみられている。なお、担当医によると治療の経過は良好だという。

「Parenthood」は、1989年に公開された映画「バックマン家の人々」のTVリメイク版で、モーラは主人公の姉でシングルマザーのサラ役を演じる予定であった。NBCは、これから代役を探し、予定通り来年春に放送するとしている。

「ファミリー・タイズ」「Law & Order」などに出演した後「ER」に婦人科ナース役としてゲスト出演したモーラは、すぐにレギュラーへと昇進。アビーの母親役を演じたサリー・フィールドとの共演が高く評価されエミー賞ドラマシリーズ部門助演女優賞にもノミネートされた。「ER」は現在アメリカで放送中のシーズン15で番組終了となるが、モーラは最終話まで待たずに降板。今後はコメディに出演したいとコメントしており、どの新番組に出演するのかが注目されていた。


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