ドラマ「ＢＯＮＥＳ」主役２人＆原案者とプロデューサー、金銭未払いで放送局ＦＯＸを訴える

人気海外ドラマ「BONES」における金銭面のトラブルを巡って、同作エグゼクティブプロデューサー、主役の2名、そして原案者が放送局FOXに対し訴えを起こした。

米Deadlineによると、同作エグゼクティブプロデューサーを務めるバリー・ジョセフソンは、放送局FOXが、虚偽の財務報告を行い、数百億ドルに及ぶ利益の支払いを怠ったとして、ロサンゼルス上位裁判所に提訴したという。またその数日後には、主演のエミリー・デシャネル(ブレナン役)とデヴィッド・ボレアナズ(ブース役)、そして原案者のキャシー・ライクスも訴訟を起こしている。

エミリーとデヴィッドは同シリーズが得た利益の3%、キャシーは5%を放送局から支払われることになっていたが、その利益分が支払われなかったという。FOXが再放送権の利益を操作したり、動画配信サービスHuluでの利益を正しく計上していなかったようだ。

作品を大ヒットさせ多くの利益をFOXにもたらした彼らだが、利益の支払いが正当に行われなかったことに加え、関係のない手数料がギャラから引かれていたこともあったという。

またジョセフソンの訴えで、FOXの重役が半ば脅しとも取れる方法でライセンス料を下げて契約をさせたことも明らかになっている。訴えによると、FOXは、シーズン5と6の更新契約の際、ジョセフソンらがライセンス料を下げることに合意しなければ、番組がキャンセルになる可能性を示唆していたとのこと。そのため、予定よりも低い金額で契約せざるとえなかったという。

米TVLineは、今回の訴えが番組の続投(シーズン12)にどんな影響を与えるかはまだわからないと書いている。