米劇場で早くも「スター・ウォーズ」公開待ちの行列できる！ 公開１２日前から並ぶ彼らの心理とは？

全世界で公開間近のシリーズ最新作「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」を見るべく、ファンが公開12日前から劇場前で列を作って待機しているという。

米NY Timesが報じたところによると、米ハリウッドにある劇場チャイニーズ・シアター前に、なんと100人以上ものファンが列をなしているという。

列の先頭に並んでいるオーストラリア人女性は、「『スター・ウォーズ』の新作のために並んでいるの。まだ長い時間待たないといけないけれど」と、公開まで10日以上あるなか行列をなしていることを認めたものの、「私たちはクレイジーじゃないわ」と付け加えた。

かつては劇場窓口でしかチケットを買うことができなかった。しかし、今はオンラインで購入することも容易な時代となった。同メディアによると、まだ350万席分の映画公開週のチケットが用意されているという。そんななか、なぜ彼らはわざわざ公開まで並ぶことにしたのだろうか?

列に並ぶ100人の一人であるエリックさんは、「映画史における歴史的瞬間に立ち会うこと」こそが目的だと語っている。また、「スター・ウォーズ」において、彼らが並んでいるチャイニーズ・シアターは、特別な場所であるという。

1977年5月に「スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望」が公開された際、たった30館でしか上映されなかったものの、多くの人々がチャイニーズ・シアターに押し寄せたという。1999年の「スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス」公開時より、同シアター前でファンたちが並びながら公開を待つという伝統が出来上がり、2005年の「スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐」では、6週間も前から劇場前には列が出来上がっていたという。

また今回に関しては、LiningUp.netという団体がチャリティ目的で列に並んでいるとも米Entertainment Weeklyが伝えている。「列に並ぶというファンにとっては伝統的な行事を再現したい」という想いのもと、慈善団体Starlight Children’s Foundationへの寄付金集めを行っているようだ。

チャイニーズ・シアターでの初回上映は、現地時間12月17日の夕刻だ。