テイラー・スウィフト、アーティストの絵を無断で使用したとして非難される！ テイラー陣営は金銭目的の訴えだと反論

米人気歌手テイラー・スウィフトが、あるアーティストの絵を無断で使用したとして、同アーティストから非難されていることがわかった。米Cosmopolitanほか、複数のメディアが報じている。

ニューオーリンズ在住アーティスト、アリーさんは自身が運営するギャラリーのウェブサイトに、テイラーにあてた「テイラーへ、アリーより愛を込めて」というタイトルのオープンレターを公開。そこには、「テイラーがアルバム『1989』のプロモーションの一環で、自身がデザインした絵が無断で使われたことに驚いた」という旨の内容が書かれていた。

問題となっているのは、アリーさんがデザインしたキツネの絵。テイラーのファンが、それとよく似た絵を描き、テイラーの楽曲「I Know Places」の歌詞を書き加えたデザインをソーシャルメディアで公開。それを気に入ったテイラーが、自身のソーシャルメディアでリポストしたのだが、そこにアリーさんのクレジットが一切なかったことから、アリーさんがオープンレターを書くこととなった。



テイラーはすぐに問題の絵を自身のメディアから削除したというが、アリーさんは、自身の名前がクレジットされていなかったことで、不利益を被ったと訴えている。その後、テイラー側から「全て寄付するという約束の元、4桁の補償金を支払う」と連絡を受けたとレターに書いている。続けて「同じアーティスト同士、自分が生み出した作品で生計を立てていることは知っているはず。私はそれで家族や従業員を支えている。制作者には評価を受けたり、補償金を得るに値しないと思っているの?」と訴えた。

しかし、テイラー陣営は、このアリーさんの訴えを真っ向から否定。「テイラーは問題の絵が、ファンが書いたものだと信じてリポストした」と、テイラーがその絵がアリーさんのものだと知る由もなかったと述べている。また今回の件で、結果的にアリーさんの作品やお店が大きく注目を浴びることになったとし、補償金に関しても、アリーさんの訴えるような「寄付を約束する」という規定事項はなかったと回答。加えて、アリーさんが、問題の絵を描いた人物ではなく、テイラーに対して矛先を向けている時点で、「アリーさんの行動は、金銭と宣伝目的のものとしか考えようがない」と述べている。