人気シットコム「ビッグバン★セオリー」オリジナルキャストの出演料が約1000万円もダウン！ 視聴率は絶好調なのに一体なぜ？

米CBS局のシットコム「ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則」のオリジナルキャスト5人が、他の共演者の出演料を上げてもらう代わりに、自らの出演料の減額を申し出ていたことがわかった。米Varietyが伝えている。


ジム・パーソンズ(シェルドン役)、ジョニー・ガレッキ(レナード役)、ケイリー・クオコ(ペニー役)、サイモン・ヘルバーグ(ハワード役)、クナル・ネイヤー(ラージ役)ら5人のオリジナルキャストは、現在1話につき100万ドル(約1.1億円)の出演料を受け取っている。

しかし、シーズン3で番組に加わり、シーズン4でレギュラーに昇格したメリッサ・ライシュ(バーナデット役)とメイム・ビアリク(エイミー役)の出演料は今も1話につき20万ドル(約2,200万円)に留まっている。

現在、ライシュとビアリクがシーズン11・12への出演交渉が引き続き行われているが、オリジナルキャストはそれぞれ1話につき10万ドルを減額し、その分を彼女らの出演料アップに充てるように提案したと伝えられている。この提案の通りになった場合、ライシュとビアリクの出演料はそれぞれ25万ドル(約2,750万円)だけ増え、今後は1話につき45万ドル(約4,950万円)の出演料を受け取ることになるとみられる。

2007年からCBSで放送中の「ビッグバン★セオリー」は現在シーズン10が放送されており、今も全米屈指の人気を維持している。しかし、シーズン10がもうすぐ終わるにもかかわらず、出演交渉はまだ続いている。

米ABCの人気シットコム「モダン・ファミリー」も、キャストが出演料アップを要求していることから出演交渉が難航しており、番組の存続も危ぶまれていると伝えられている。

出演交渉は人気番組を抱える放送局にとって悩みの種だが、オリジナルキャストの太っ腹な提案のおかげで「ビッグバン★セオリー」の存続が速やかに決定することを番組関係者は願ってやまないことだろう。