「リンキン・パーク」、急死したチェスター・ベニントンへの追悼メッセージを発表【全文訳】

「リンキン・パーク」が、7月20日に死去したフロントマン　チェスター・ベニントン(享年41)へ宛てた追悼メッセージを発表した。

追悼文は、バンド公式ツイッターにて、「親愛なるチェスターへ」と題されたメッセージ形式で掲載。亡きバンドメイトへの思いを明かした。

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— LINKIN PARK (@linkinpark) 2017年7月24日

「ぼくらのハートはとても傷ついている。何があったのかと実感するにつれ、悲しみと拒絶の波は、いまだにぼくらのファミリーを襲い続けている」

「きみは多くの人々の人生に影響を与えたよね。もしかしたら、きみ自身が自覚するより多くの人々に。ここ数日、ぼくらは公にも、個人的にも、世界中からの溢れる愛情や応援を目の当たりにしたよ」

「タリンダ(チェスター・ベニントンの妻)や、家族も感謝していて、世界中に、きみが最高の夫であり、息子であり、父親であったと知ってほしいと思っている。きみなしじゃ完成しないファミリーだ」

「きみとこれからの数年間を語り合うと、きみの興奮が伝わってきた。きみを失ったことは、ぼくらの心に埋めがたい穴をあけた。陽気で、楽しく、野心的で、クリエイティブ、優しく、懐が深い声はここから失われてしまった」

「きみを奪った悪魔は、いつだって契約の一部だったんだと念頭に置くことにするよ。きみがその悪魔について歌いだせば、誰だってあっという間に恋に落ちたのだから」

「きみは勇敢にも、それを表に出し、そう振る舞うことで、ぼくらをひとつにして、人間らしさを教えてくれた。きみは誰より大きなハートの持つ主で、それを表に出してくれたよね」

「音楽を作り、演奏することへのぼくらの愛は、消すことができない。この先の未来が、どんなものかはわからないけれど、ぼくら一人ひとりの人生が、きみによってより良いものになったってことはわかるよ。贈り物をありがとう。愛しているよ。きみのことをとても恋しく思う」

「また会う日まで、LP」

なお、「リンキン・パーク」はチェスター・ベニントンが自ら命を絶ったことを受け、自殺志願者を救うためのサイトを立ち上げ。助けを求めるよう、本人や周囲へ呼びかけている。