ドラマ版「リーサル・ウェポン」から、マータフ役デイモン・ウェイアンズが降板発表

人気映画のドラマ版「リーサル・ウェポン」より、主人公マータフ役のデイモン・ウェイアンズ(58)が降板を発表した。

「リーサル・ウェポン」は、米ロサンゼルス警察の名コンビ・リッグスとマータフの活躍を描く刑事ドラマ。映画版ではメル・ギブソンとダニー・グローヴァーが演じた役柄を、ドラマ版ではクレイン・クロフォードとデイモン・ウェイアンズが演じていたが、シーズン2終了とともに、クロフォードは撮影現場における言動を問題視され解雇。シーズン3からは、ショーン・ウィリアム・スコットが新たな相棒役として登場している。

ファンにとっては衝撃が続く。Electronic Urban Reportのインタビューにて、デイモン・ウェイアンズは、自身の降板を発表。「12月に13話分の撮影を終えたら番組を辞める」と公言した。

ウェイアンズは、「番組側が何を計画しているのかは何ひとつわからないが、これが自分のプラン。もう58歳で糖尿病も患っているのに、毎日16時間も仕事をしている。マータフの台詞と同じで、“こんなクソをやらかすのに、俺は年を取りすぎた”」と訴えた。

「リーサル・ウェポン」は、9月末からシーズン3の全米放送を開始。リッグスの退場が知らされ、新相棒ウェズリー・コールのお披露目がなされたばかりだった。一方、ウェイアンズの降板報道直前には、“女性版リッグス”として、新たなキャラクターが登場し、ソーニャ・ベイリー(ミシェル・ミッチェナー演)とコンビを組むことが報じられていた。

デイモン・ウェイアンズに関して、彼はこれまでの経歴から「シットコムのように短時間で終えられる撮影を好む」一方で、クレイン・クロフォードは「エミー賞を狙えるような」ドラマ造りを望み、確執が生じたと報じられていたこともある。

TVLineによれば、番組を放送する米FOX、ワーナー・ブラザースともに、ノーコメントを貫いている。