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ディズニー・チャンネルが「glee」に対抗してミュージカル・ドラマ制作へ

2010年11月17日
米ディズニー・チャンネルが、「glee/グリー」に対抗するTVミュージカル・シリーズ企画を進めていることが明らかになった。

米Deadlineによると、ディズニー・チャンネルは学校を舞台にした青春ミュージカル・ドラマ「Madison High」(仮題)のキャスティング選考を開始、順調に行けば近日中にパイロットが発注されると見られている。

「Madison High」は歌とダンスを挿入したスタイルで、斬新な舞台劇を創り出そうと奮闘するティーンの姿を描く作品とのこと。脚本を手がけるのは、ディズニー・チャンネルの「Jonas L.A.」を手がけているレスター・ルイス。彼は「キャンプ・ロック2 ファイナル・ジャム」のポール・ホーエンと共に製作総指揮も務める。

そもそも現在の若者向けのミュージカル・ドラマ・ブームは、ディズニー・チャンネルが2006年に放送したTVムービー「ハイスクール・ミュージカル」がきっかけ。本作は高視聴率を受けて続編が制作され、劇場版映画も公開された。2011年には、キャストを一新して第4作が放送予定で、人気キャラクター、シャーペイ・エヴァンス(演:アシュレイ・ティスデイル)が主人公のスピンオフ「Sharpay’s Fabulous Adventure」の放送も決定するなど、ディズニー・チャンネルの看板番組となっている。

FOXの「glee」が大成功を収めているなか、ディズニー・チャンネルはそれを超える作品を作り出そうと意欲的。カバー・ソングだけを使った「glee」とは一線を画し、劇中ではすべてオリジナル・ソングを使用するという。また、ディズニーのレーベル所属のアーティストをフィーチャーして、新曲を売り出していくとも見られている。

音楽をテーマにしたコメディ・ドラマではすでに定評のあるディズニー・チャンネルが、この野心的なミュージカル・ドラマで「glee」を超えるヒットを狙えるのか注目されている。
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