「X Factor」審査員候補にブラック・アイド・ピーズのファーギーが浮上

全米で今秋より放送開始予定の大型オーディション番組「The X Factor」の審査員に人気音楽グループ、ブラック・アイド・ピーズの紅一点ファーギーが候補に挙がっていることが明らかになった。

米版「X Factor」のエグゼクティブ・プロデューサー、サイモン・コーウェルが4月6日に行われたプレス向けの電話インタビューで認めたもの。サイモンによると、ファーギーの他に、ジェシカ・シンプソン、ニッキー・ミナージュ、ポーラ・アブドゥール、シェリル・コールらが候補として名前が挙がっているという。

また、4月6日に開催されたマイアミでのオーディションには、グロリア・エステファンが現れ、審査に加わったことも確認されている。

しかし、これまでに出演が確定している審査員は、大手レコードレーベル、アイランド・デフ・ジャムの元会長、アントニオ ”L.A.” リードの一人だけ。番組のホスト(司会者)についても2人になるということは発表されているが、だれがホストになるのかについてはエンリケ・イグレシアスなどの名前が挙がっているものの未定。秋からの放送開始までまだ時間があることから、サイモンはすぐにホストと審査員を確定するつもりはないようで、まだまだ、「X Factor」をめぐる憶測、報道は続きそうだ。

一方、FOXは、4月8日より、ホノルル、フェニックス、アンカレジ、カンサス・シティ、デンバーなど全米7つの都市に「オーディション・スタジオ」を設置することを発表した。このオーディション・スタジオとは、小さなブースで、参加者はその中に入り、アカペラで90秒間のビデオを撮影することができる。そして通常のオーディションと同じプロデューサーによって審査されるという。

サイモンによると、これはオーディション会場に行きたくても行けない人のための措置で、オーディション・スタジオで参加しても、通常のオープン・オーディションより不利になることはないという。

オープン・オーディションはすでに全米の各都市で開催中で、各都市で1～2万人もの参加者が集まる大盛況となっている。そして、オーディション・スタジオの設置により、オーディションへの参加がお手軽になったことで、さらに参加者もふくらむだろう。ファーギーに会うために、オーディション・スタジオに向かうファンも現れそうだ。

優勝賞金は500万ドル(約4億円)。まさに史上最大のオーディション番組の様相を呈し始めている「X Factor」のニュースに今後も注目だ。
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