「アメアイ」エリオット・ヤミン、スティーヴィー・ワンダーの名曲にのせて“ネット中毒”を歌う

「I Just Called to Say I Love You (邦題:心の愛)」は、大御所ミュージシャンのスティーヴィー・ワンダーが1984年に発表した名曲。その名曲が現代版として甦った!?

人気オーディション番組「アメリカン・アイドル」シーズン5の出身歌手、エリオット・ヤミンが歌う、スティーヴィーの「心の愛」をカバーした曲「I Just Texted to Say I Love You」がYouTubeにアップロードされている。「愛してるよと言うために電話をしたんだ」ではなく、「愛してるよと言うためにメールしたんだ」というタイトルは伝達手段の時代の流れを象徴している。

【動画】エリオット・ヤミンが歌う「I Just Texted to Say I Love You」


「愛してるよと言うためにメールしたんだ。二人の写真をFacebookでタグしたよ。君のママとパパをグーグル+に追加したよ。僕たちのデートをYouTubeにアップロードしたら、もう300回も再生されたよ!コメントして、ライクして、お気に入りに追加して、Reddit やBuzzFeedやHuffPoのトップページに載っけてもらえるようにしよう!」と歌うエリオット。現代版のラブソングを歌っているのかと思いきや、インターネットに取り憑かれてしまった人の気持ちを歌っている。

Reddit 、BuzzFeed、HuffPoは一般人が記事を投稿したり、記事を評価したりできるWEBニュースサイト。グーグル+は新しくGoogleが開発したSNSだ。アメリカでは日本以上に様々なSNSやWEBサイトが存在しているということが、エリオットが歌う歌詞で分かる。

プロモーション・ビデオでは、ABCのシットコム「Modern Family」に出演しているサラ・ハイランドと、ドラマ「ハイスクール・ミュージカル」の映画版「ハイスクール・ミュージカル/ザ・ムービー」に出演したマット・プロコップが恋人同士を演じている。

最初は同じ部屋にいてもネットを使って会話を楽しんでいた二人。マットはそれに飽きてきて、普通に会話したり出かけたりしようとサラを誘うのだが、サラはどんどんネットに取り憑かれ、ネットなしの生活ができない状態に。マットはついに嫌気がさし、サラを放っておいてどこかへ行ってしまう。

ネットはコミュニケーションを豊かにしてくれるもの。しかしのめり込みすぎると現実のコミュニケーションが取れなくなってしまうので、気を付けなければいけないことが、このPVを観て実感できるだろう。
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