「デスパレートな妻たち」主演4人の年間収入は総額30億円超

米経済誌フォーブスが、過去1年間におけるTV女優の長者番付トップ10を発表した。

トップ10には、人気海外ドラマの主演女優たちがずらり。トップは、「30 ROCK/サーティー・ロック」のティナ・フェイと「デスパレートな妻たち」のエヴァ・ロンゴリアで、彼女たちの1年間の収入は1300万ドル(約9億9500万円)と見られる。

今期シーズン8をもって終了する「デスパレートな妻たち」については、主演4人がトップ10にランクイン。シーズン8では、出演者のギャラが1人1話あたり37万5000ドル(約2900万円)まで高騰し、それがシリーズ終了の原因のひとつとなったとも言われているが、4人の収入総額が4100万ドル(約31億円)にのぼるというから驚きだ。

とはいえ、ハリウッドにおいては、TV女優よりも映画女優のほうが稼ぎが良いのが現実。映画女優・長者番付トップ3は、アンジェリーナ・ジョリー(3000万ドル)、サラ・ジェシカ・パーカー(3000万ドル)、ジェニファー・アニストン(2800万ドル)の3人で、3人が稼ぐ総額は8800万ドル(約67億円)とケタ違い。

それでも、映画業界でこのような破格のギャラを手にできるのは、ひとにぎりのビッグ・スターだけ。TVに出演するメリットは、映画と違ってロケのために世界中を飛び回る必要がないこと、成功すれば何年もシリーズが続き、比較的安定した定期収入を得られることだ。特に、子供を持つ女優の場合、子供と一緒に過ごす時間を確保するために、TVを選ぶ女優も少なくない。

TV業界でトップのギャラを稼ぎ続けてきた「デスパレートな妻たち」キャストも、シリーズが終了すれば収入激減となるのか?　来年のランキングにも注目だ。


◇TV女優　長者番付トップ10(2010年5月～2011年5月　フォーブス調べ)

ティナ・フェイ「30 ROCK/サーティー・ロック」　
1300万ドル(約9億9500万円)

エヴァ・ロンゴリア「デスパレートな妻たち」　
1300万ドル(約9億9500万円)

マーシャ・クロス「デスパレートな妻たち」　
1000万ドル(約7億6500万円)

マリスカ・ハージティ「Law & Order: 性犯罪特捜班」　
1000万ドル(約7億6500万円)

マージ・ヘルゲンバーガー「CSI:科学捜査班」　
1000万ドル(約7億6500万円)

テリー・ハッチャー「デスパレートな妻たち」　
900万ドル(約6億8800万円)

フェリシティ・ホフマン「デスパレートな妻たち」　
900万ドル(約6億8800万円)

コートニー・コックス「クーガータウン」　
700万ドル(約5億3500万円)

エレン・ポンピオ「グレイズ・アナトミー 恋の解剖学」　
700万ドル(約5億3500万円)

ジュリアナ・マルグリース「グッド・ワイフ」　
600万ドル(約4億5900万円)
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