リンジー・ローハン、禁固30日の実刑判決

人気海外ドラマ「アグリー・ベティ」などにも出演していた女優リンジー・ローハンの保護観察処分違反罪に問われていた裁判が11月2日に行われ、禁固30日の判決が言い渡された。リンジーが禁固刑に処されるのは、今回で5回目となる。

リンジーは、2007年の薬物所持・飲酒運転の罪で保護観察に処されているが、今年1月にジュエリー店からネックレスを盗んだ罪に問われ、これが保護観察処分違反になるとして有罪判決を受けた。判決では、ロサンゼルスの女性センターで480時間の社会奉仕活動を行うよう命じられたが、実際には数十時間しか行なっていないことが判明。裁判所は10月19日に保護観察処分を取り消し。

そして2日、米ロサンゼルス郡上級裁判所は、リンジーに対して30日間の禁固刑を命じ、法的な理由以外で減刑することはしないと述べた。

また、リンジーは、12月14日に再び出廷することが命じられ、それまでに社会奉仕活動を12日間行い、45分間の心理セラピーを4回受けるよう言い渡された。12月14日から1月17日の間にも、社会奉仕活動を12日間行い、心理セラピーを4回受けるよう命じられている。

裁判官は、これらの社会奉仕活動とセラピーを定められた通りに行わなかった場合、追加で270日の禁固刑に処すると述べ、「刑務所の鍵は、被告の手の中にある」と諭した。

なお、社会奉仕活動を行う場所だが、ロサンゼルスの女性センターが、これまで散々悪い態度をとってきたということを理由にリンジーの受け入れを拒否したため、リンジーが10月末から通っている遺体安置所で行うことになるとのことだ。

禁固30日間という厳しい判決が下されたリンジーだが、米TMZは、法的な理由により、収監後すぐに出所する可能性が高いと報道。リンジーが服役する予定のリンウッド刑務所は現在定員オーバーで、禁固90日以下の被告はすぐに出所させられているため、リンジーも入所後間もなく出所するだろうと伝えている。

リンジーは11月9日までに刑務所に入るよう言い渡されており、今後の動きに注目が集まっている。
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