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超下品DJが人気オーディション番組の審査員就任で大波紋

2011年12月20日
人気オーディション番組「America’s Got Talent」の新審査員に、皮肉屋で辛口、卑猥トークを得意とするラジオパーソナリティのハワード・スターンが就任したことが明らかとなった。

同番組は米NBCネットワークで放送されている公開オーディション番組。歌だけでなく、ダンス、コメディなどさまざまな分野のパフォーマーたちが競い合うのが特徴。「アメリカン・アイドル」「Xファクター」を手がけるサイモン・コーウェルが、プロデュースとして番組制作に参加していることでも知られており、来年でシーズン7に突入するお茶の間人気番組である。

米ロサンゼルス・タイムズによると、NBCはシーズン6で降板したCNNの司会者、ピアーズ・モーガンの後釜審査員として、人気ラジオ番組「The Howard Stern Show」のパーソナリティ、ハワード・スターンを抜擢。ギャラは、番組史上最高額となる、1シーズン、1千万ドル(約7億7千8百万円)。「America’s Got Talent」は、これまでロサンゼルスで撮影制作されてきたが、ハワードのラジオ番組収録に支障をきたさぬよう、今後、撮影制作はニューヨークで行われることになるという。

【動画】ハワード、「America’s Got Talent」審査員就任について語る


サイモンは、ハワードを審査員に迎える理由は、若い層の視聴者を獲得するためだと説明。ハワードは、2012年2月から撮影開始されるシーズン7から、シャロン・オズボーン、ホーウィー・マンデルらと共に審査員を務めることになる。

なお、ハワードが「America’s Got Talent」の審査員に就任したと明かされた直後、メディア監視団体PTC(Parents Television Council)はNBCを強く非難する声明を発表。NBCは「自暴自棄になっている」とし、ハワードのことを「衝撃的、冒涜的で猥褻そのものであるパフォーマー」だと切り捨て、番組の審査員には相応しくないと主張した。

ちなみにハワードは、過去にPTCのことを「資金集めのために非難しまくる、詐欺グループ」だと批判しており、PTCから敵視されていることは明らか。

PTCは、ハワードの番組での不適切発言を心配しているようだが、ハワードはラジオ番組で「審査員になることを真摯に受け止めている。真意を見せるために番組ではスーツを着るつもりだ。審査では正直なコメントをするが、誰も傷つけたくはないね」とコメントし、番組での振る舞い方には一応、配慮する姿勢を見せている。

問題発言は多いが、トークの神様とまで言われているハワードが、地上波の人気番組でどのような発言をするのか。早くも注目が集まっている。
 
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