レディー・ガガ、「glee」キャストらがGLAADアワードにノミネート

アメリカのゲイ擁護団体GLAADが主催する第23回GLADDメディア賞の候補者が1月19日発表され、人気歌手のレディー・ガガ、人気海外ドラマ「glee」の出演者達がノミネートされた。

中傷と闘うゲイとレズビアンの同盟であるGLADDが主催するGLAADメディア・アワードは、平等な権利の獲得を目指す同性愛者の活動に貢献した作品や俳優、監督などメディア界の人物へ贈られるもの。

第23回目を迎える今回、レディー・ガガは、最優秀音楽アーティスト賞にノミネート。ビバリー・マクレラン、ガール・イン・ア・コーマ、ハンクス・アンド・ヒズ・パンクス、MENらと争うことになる。

また、最優秀TVコメディ・ドラマシリーズには、人気絶頂のミュージック海外ドラマ「glee」のキャスト陣がノミネート。「モダン・ファミリー」「Happy Endings」と同賞をめぐって争うことになる。

また日本でもまもなく公開される、クリント・イーストウッド監督作「J・エドガー」は最優秀長編映画拡大公開作品部門にノミネートされた。

チャスティティという名前で生まれ、3年前に性転換手術を受けたチャズ・ボノは、「Becoming Chaz」で最優秀ドキュメンタリー番組、ゲスト出演した「Late Show with David Letterman」で最優秀トークショーエピソードの2部門にノミネートされている。

GLAAD代表マイク・トンプソンは「メディアはLGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー)の人々やその家族について新しい物語を伝え続けており、アメリカ人の大半がアメリカにおけるLGBTの完全な平等を支援しています」「今年度の候補者は、我々のコミュニティにおける多様性を強調すると共に、啓発し受け入れています。人々は過去最大とも言るほどLGBTの人々の生活を反映した今日のメディアで、自分達の世界を見ることが出来るのです。LGBTの個性や物語は、単純にアメリカ全土の人々自身の経験の自然な拡張であり、それを垣間見ているものだということを、視聴者の皆さんは知っています」と声明文にて発表した。

GLAADアワードは、3月24日にニューヨークで、4月21日にロサンゼルス、そして6月2日にサンフランシスコにて3回に渡り発表される予定だ。