「glee」カート役クリス・コルファー、最初は“アーティ2”だった[ネタバレ]

※この記事には「glee/グリー」シーズン1、シーズン2についての情報が含まれます。


人気海外ドラマ「glee/グリー」カート役のクリス・コルファーと、ブレイン役のダレン・クリスが自身のオーディション秘話を語った。

米BIOチャンネルは、4月10日、「glee」に関する1時間の特番を放送する。番組のタイトルは「Glee: Don’t Stop Believing」。「glee」の企画段階からキャスティング、番組の舞台裏に至るまで、盛りだくさんな内容。番組には、クリスとダレン以外にも、ウィル役のマシュー・モリソン、スー役のジェーン・リンチ、レイチェル役のリー・ミッシェル、フィン役のコーリー・モンテースらのインタビューも含まれるという。

今回、この番組の一部が動画として公開されたが、その中で、カート役のクリスとブレイン役のダレンはそれぞれ、最初は別のキャラクターのオーディションを受けたと明かしている。

【動画】最初は“アーティ2”役だった!? カート役クリスがキャスティング秘話を語る


クリスは現在「glee」のなかで、ファッショナブルなゲイの男性、カート役を演じている。しかし最初オーディションでは、現在、ケヴィン・マクヘイルが演じているアーティ役を受けたという。

しかし「glee」のキャスティング担当者ロバートは、当時17歳だったカートを初めて見たとき、彼には何か特別なものがあると感じたことを告白。早速「glee」クリエイターのライアン・マーフィーに引き合わせ、インド人学生の役のオーディションを受けさせたという。

「結局そのインド人学生というキャラクターは、随分前になくなったんだけどね」と笑いながら語るクリス。結局、彼はオーディションに合格。ただし、当時はまだカート役が存在していなかったため「glee」との契約書の中には“アーティ2”という仮の役名が記載されていた。

【動画】フィン役を落ちたダレンがブレイン役に抜擢された裏話を語る


一方、ゲイの恋人として、カートと恋に落ちるブレイン役を演じているダレン。彼も最初は、意外にもアメフト部のイケメン・キャプテン、フィン役のオーディションを受けたという。そして残念ながら、そのオーディションでは落選してしまう。

しかし、カート役クリスが恋に落ちる相手役にふさわしい俳優を探していた際、キャスティング担当者のロバートは、ダレンのことを思い出す。ロバートは、ダレンがYouTube上で自身が主演する「A VERY POTTER MUSICAL」という、映画「ハリーポッター」シリーズのパロディ・ミュージカル動画を公開していたことを知っていたのだ。

ロバートは、再度、ダレンをオーディションに呼ぶ。今度はブレイン役としてだ。こちらの役は相当ハマっていたらしく、金曜日にオーディションを行い、なんと翌週月曜日から、すぐに「glee」のキャストの1人として働きはじめたとのこと。

現在は、すっかり役になじんでいるクリスとダレン。この2人の役が、はじめは「glee」に存在すらしていなかったとは、今となってはとても信じられない。