スティーヴン・タイラー「アメリカン・アイドル」降板決定

米人気ロックバンド、エアロスミスのヴォーカリストであり、人気オーディション番組「アメリカン・アイドル」の審査員であるスティーヴン・タイラーが同番組を降板することが明らかになった。米FOXが発表した。

スティーヴンは、同番組のシーズン10、11の2シーズンに渡って審査員をつとめ番組を盛り上げた。彼は声明で次のようにコメントしている。

「長く慎重に考えた結果、私の「愛人」である「アメリカン・アイドル」とお別れする時だという結論になりました。「彼女」が私のウサギを煮て殺してしまう前に」

「私は自分の初恋「エアロスミス」から離れ、また一緒になりました。でも、ひざまづいて復活をお願いしたんじゃありません。自分の2つのこぶしを振り上げて自分のバンドのドアをこじ開けたんです。これからの数年は、聴く人の聴覚を乗っ取ることに本気で取り組むつもりです。11月6日にはニューアルバム“Music From Another Dimension on the Earth, Moon, Mars, and way beyond the stars”がリリースされます」

「「アイドル」はとてもすばらしい経験でした。すべての瞬間を楽しみました。今度はまたロックを復活させる時です。ERMAHGERD(Oh my god!を意味するスラング)」

ちなみに「アメリカン・アイドル」で、同じく審査員をつとめるジェニファー・ロペスとランディ・ジャクソンもシーズン12の契約には至っておらず、去就が注目されている。特に、ジェニファー・ロペスについては、TV、映画、音楽など他のプロジェクトとの兼ね合いで降板をにおわせる発言をしており、まもなく何らかの決断をするのではないかと見られている。

番組側は、シーズン12の新審査員のリクルートにすでに動いていると見られており、これまでにアダム・ランバート、マイリー・サイラス、ニッキー・ミナージュ、ケイティ・ペリー、ブラック・アイド・ピーズのファーギーとウィル・アイ・アム、マライア・キャリー、チャーリー・シーン、ジェリー・ルイスなどの名前が候補に挙がっているのではと報じられている。