「GOTHAM」豪華キャストが緊急来日記者会見！ 京都派ベン・マッケンジーと、新宿派ロビン・ロード・テイラーらが対決！？

アメリカンコミックの大御所「バットマン」の前日譚を描く海外ドラマ「GOTHAM/ゴッサム」の主要キャストが、海外ドラマ専門チャンネル AXNにおける日本初放送と、7月のブルーレイ/DVDレンタル、9月販売開始を機に緊急来日。主演ベン・マッケンジー(36)ら4名が、都内で記者会見を開催した。

「GOTHAM/ゴッサム」は、バットマン誕生前の巨大都市ゴッサムシティの様子を描いた、クライム・アクションドラマ。ファンにとってはお馴染みのキャラクターである、今作の主人公ジェームズ・ゴードン警部の若き日を演じるのは、「The OC」などで日本でも知られる俳優ベン・マッケンジー。今回はバットマンシリーズでも指折りのヴィラン(悪役)である、オズワルド・“ペンギン”・コブルポット役ロビン・ロード・テイラー(37)、“リドラー”こと、エドワード・ニグマ役コリー・マイケル・スミス(28)、そして未来の“バットマン”ブルース・ウェインを温かく育む、アルフレッド・ペニーワースを演じる、ショーン・パートウィー(51)らとともに来日した。


これまで来日経験があるのは、ジム役のベンのみ。三度目の来日に、すっかりこなれた表情で「お招きいただいて、とても光栄。日本の食べ物も、文化も大好き」と笑顔で語るベンに対し、はじめて日本へやってきたロビンは、「日本に来られてとってもうれしい。長年の夢がかないました!　またすぐに戻ってきたい」と大はしゃぎ。ダークなドラマに合わせ、それぞれフォーマルな衣装での登場だったが、笑顔を絶やさず、話題のドラマの話はもちろん、今回の旅についてもたくさん語ってくれた。

来日経験に差はあれど、「GOTHAM」のキャストたちが、それぞれ日本を気に入ってくれたことには、間違いなさそう。今回の旅では京都の旅館にも泊まったというベンが、「布団がお気に入り。(アメリカの)家へ帰ったら、ベッドを売ろうかな。日本の嫌いなところを探す方が難しいよ」と明かせば、ショーンは「嫌いなところなんてあるわけない」と便乗。今回の来日中に、ロビンとともに誕生日を迎えた彼は(2名とも6月4日生まれ)伝統的な日本食を楽しみながら、ベンやコリーに祝ってもらったそう。そんなロビンは、日本酒がかなりのお気に入りなようで、また、都会の真ん中にある明治神宮の静けさや厳かさに驚いた体験を、興味深そうに語っていた。

しかしコリーが、ロボットレストランへ赴いた話をすると、「素晴らしい体験をした」盛り上がる他3名に対し、ベンは「ちょっと待って」と一言。今回の旅で、金閣寺をはじめとする京都の寺社を多く訪ね、伝統的な日本文化に触れたという彼は、「ぼくが日本の文化って行ったのは、ロボットレストランのことじゃないからね」と主張。新宿での“日本体験”にはしゃぐ3名に、「京都へ行きなよ」と本気のアドバイス。さすが、なまこまでたしなむディープな日本通からのオススメに、コリーが「今度、ロビンとショーンと3人で行くよ」と、公言する羽目になった。




また、この会見には、自身も海外ドラマ出演経験のある、女優/歌手のすみれ(24)が同席。妖艶なヴィラン作品をイメージした、ミニドレス姿のすみれが、シーズン2でのヴィラン役獲得に向けアピールすると、キャストたちが「素晴らしいよ、完璧」(ロビン)、「リドラーには女性の相棒がふたりいるし、もっと増やしてもいいよ」(コリー)と太鼓判。すみれは堪能な英語力を生かし、キャストたちに対して、Q&Aセッションを行った。

Q.「GOTHAM」の見どころを教えてください
ショーン「シーズン2!(笑)」
ベン「(笑)　番組を通して楽しかったけど、やっぱりシーズン2は見どころだね」
ロビン「演技かな。お互い助け合い、インスパイアし合いながら、やってるよ」
コリー「75年前の歴史を持つマンガの、見たことない一面を見せられる。みんなが知っている『バットマン』の前日譚を作り出せるのが楽しい」


Q.印象に残る、撮影中のエピソードは?
ベン「ショーンだよ(笑)　ショーンは撮影前に何も食べないから、撮影中にすごいお腹の音が鳴るんだ。まるでステーキと一緒に閉じ込められた、腹ペコのトラの鳴き声みたいだよ」
ショーン「どうもありがとう、ベン(笑)　役者が多いから、毎日撮影があるわけじゃないので、寂しくなっちゃうのがストレスだね」
ロビン「ショーンとは一緒のシーンがなかったんだ。それは残念だった。それから第1話に、パトカーでのシーンがあったんだけど、2分ごとに電車が通るんだよ。おかげで2、3言ずつで話がとぎれとぎれ。(撮影地の)大都市ニューヨークは、撮影の都合なんて気にしちゃくれないからね!(笑)」
コリー「ぼくはメガネのキャラなんだけど、シーズン1の最後のシーンの撮影中に、メガネを外して置いておいたら、カメラの台車が通ってグシャッ!　実はメガネはひとつしか用意してなかったんだ。だからぐちゃぐちゃのメガネをなんとか直して使ったよ。最終話では確認してみて。来シーズンは、ふたつ以上のメガネが用意されているといいなぁ(笑)」




Q.ロビンとコリーへ、人気のある悪役を演じる上でのプレッシャーはありましたか?
ロビン「ぼくの前に、ペンギンを演じた伝説の俳優たちを尊敬しているし、すごくプレッシャーはあった。だけど第1話の脚本を読んだら、心配事は全部消えた。キャラクターを、どういうアプローチで描きたいかわかったんだ。天才的な脚本家のおかげでね。マンガを読んでリサーチもしたよ」
コリー「エドワード・ニグマを善人として演じられることに、とてもワクワクした。善人が、どう悪人へと変わるかを、リアルタイムで描けるんだ。いままでとは違う種類の悪役になると思う。なんで悪になってしまったか、共感してもらえるかも。ユニークな悪役を見られるんじゃないかな」




さらに、ここからは視聴者から募られた、選りすぐりの質問がキャストたちへ。ペンギンのモチーフ=傘にしこまれて質問が出されるという粋な計らいに、ロビンが「これを持つなら、こうやって歩かなくちゃいけないかな」と、劇中の特徴的な歩き方を再現するなど、うれしいサプライズが見られた。



Q.ペンギン役を演じるロビンへ。キャラクターの性格は?　共通点はありますか?
「まるっきりそっくりだね!(笑)　いや、本当は全然違うんだけど(笑)、すごく野心家なところは似てる。ペンギンはゴッサムシティで、自分の地位を確立させようとしているし、ぼくはニューヨークで役者としてやっていこうという野望を持ってる。でもペンギンは他の人間を攻撃して、カオスやトラブルを起こしてばかり。ぼくは平和的にやっていきたいタイプなんだよね(笑)」


Q.『GOTHAM』のキャラクターは、後ろ暗い過去や秘密を持っていますが、あなたの場合は?
「こんな人前で?(笑)　みんなが知らないぼくの過去について話そうか。高校時代、雷に打たれたことがあるんだ。でもまだ生きてるよ!」
ベン「きみがちょっとおかしいん理由がわかったよ」
「そうかな?(笑)」


Q.あなたの演じるアルフレッドと、いちばん重要な関係性を持っているキャラクターは?
「(傘に)メリー・ポピンズみたい。重要な関係を持つキャラといえば、それはもちろん、若き日のブルース・ウェインだよ。ブルースもアルフレッドも、お互い傷ついた人間だけど、シリーズを通じてだんだん愛情を育てていくんだ。ぼくには14歳の息子がいるんだけど、若者と心を通わせることはときに難しい。でもそこから人間関係を築くことの幸せや、愛が素晴らしい。そこにが気に入っているし、注目してほしい」


Q.ゴードン役を演じるにあたり、特別に準備したことはありますか?
「声を低くしたよ!(笑)　幸運にも、以前『サウスランド』というドラマで刑事役を演じるため、ロサンゼルス警察に密着した経験があるんだ。気持ちはすっかり準備できていた。前作はリアルだけど、今回の世界観はファンタジー。夢みたいな仕事だし、楽しんでいるよ」




最後にキャストを代表して、ベンが作品をPR。「素晴らしいキャストともに撮影しています。観てくださる方に感謝を。自信をもって作品をお届けしています。何度でも観たくなる中毒性のある作品です」と、「GOTHAM」をアピールした。


■「GOTHAM/ゴッサム」放送&DVD情報

★放送情報

海外ドラマ専門チャンネルAXNにて、
◇HD 二カ国語版:毎週月曜日 22:00～他
◇HD 字幕版:毎週木曜日 23:55～他


★ブルーレイ / DVD情報

“デジタルセル配信中”
ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメントより、
◇7月22日(水) レンタル DVD Vol.1～4 (各巻2話収録) / デジタルレンタル順次配信開始
◇8月12日(水) レンタル DVD Vol.5～8 (各巻2話収録)
◇9月9日 (水) レンタル DVD Vol.9～11 (各巻2話収録)
◇9月9日(水) ブルーレイ&DVD発売

「「GOTHAM/ゴッサム」 <ファースト・シーズン> コンプリート・ボックス」
◇ブルーレイ(4枚組) 16,200円+税

◇DVD(11枚組) 14,300円+税



発売・販売元:ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント