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全米・全英1位バンド「The 1975」マシュー・ヒーリーに来日インタビュー! 「日本のファンがますます増えてうれしいよ」

2016年9月30日
「The 1975」マシュー・ヒーリー「The 1975」マシュー・ヒーリー
(c)TVGroove.com
UK出身の4人組バンド「The 1975(読み:ザ・ナインティーン・セヴンティファイヴ)」が、国内最大級の音楽フェス「SUMMER SONIC 2016」出演のため、8月に来日。TVGrooveは、“次世代バンド”として注目を集める「The 1975」のフロントマン マシュー・ヒーリーに単独インタビューを行った。

「The 1975」は、イギリス・マンチェスター出身のロック・バンド。2013年にリリースしたシングル「チョコレート」が大ヒットを記録し、本国で大ブレイク。同年に発売されたデビュー・アルバム「The 1975」も、全英アルバム・チャートにおいて初登場1位を獲得した。

その人気は本国だけにとどまらず、今年2月にリリースした、約3年ぶりとなる待望の新アルバム「君が寝てる姿が好きなんだ。なぜなら君はとても美しいのにそれに全く気がついていないから。」は、全英ほか、全米アルバム・チャートでも初登場1位を獲得。さらに、日本を含む世界42ヶ国のiTunesでも1位に輝いた。

今、世界で最も勢いのあるバンドといっても過言ではない、「The 1975」のマシューに、「SUMMER SONIC」に出演してみての感想、新アルバムの大ヒットを受けての率直な想いなど、思う存分語ってもらった。

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Q. TV Grooveが、「The 1975」にインタビューするのは今回が2回目となりますが、半年ぶりの日本はいかがですか?

マシュー: ここ半年間は毎日ショー続きで少し疲れたよ。でもまた「SUMMER SONIC」に出られてうれしいよ。ここまで日本で受け入れらるようになってうれしいよ。


Q. 日本の夏はとても暑いと思いますが、大丈夫でしたか?

マシュー: 暑さに関しては平気だったけど、今日の台風が明日の帰り便に影響しないかの方が心配だよ。日本は来るたびに寒かったり暑かったりコロコロ変わるから面白いよ。


Q. 8月20日、21日と大阪と東京で「SUMMER SONIC」に出演し、観客を大いに沸かせましたね。いかがでしたか?

マシュー: とてもよかったよ。日本はほかの場所と何かが違ってショーをするたびに楽しいと実感するよ。さすがに何度も来日して慣れてきたけれど、僕たちのファンがどんどん増えていくことには驚きが隠せないよ。

(c)TVGroove.com


Q. ショーではたくさんのファンの方々がステージに押し寄せていましたね。単独コンサートとは違い、音楽フェスでは幅広い層の観客がいると思いますが、意識して演出を変えていたりはするのでしょうか?

マシュー: 全くないね。単独コンサートでは僕たちを観にくる人たちばかりで期待通りのパフォーマンスを提供できていると思うけど、音楽フェスでは幅広い層がいる分、みんなを満足させるのは不可能だと思う。むしろみんなを満足させようとすると逆に誰も満足しないから僕たちはいつも通りのパフォーマンスをするようにしているんだ。


Q. 日本の観客は静かに聴くイメージがありますが、今回のショーでは最後の方では観客みんながジャンプしてたりして一体感がありましたね。

マシュー: そうだね、それはきっと僕たちが元々小さな箱でショーを開いていた結果だろうね。あのころは指示を出さなくてもみんなが一体感を出してくれたけれど、今回みたいにあそこまで人が集まっているときは、みんなが「参加している」と感じられるよう一体感を出すことが大切だと思うよ。日本人は確かに物静かなイメージがあるかもしれないけれど、それはあくまで曲と曲の合間だけ。いざ曲が始まるとみんなが一丸となって参加してくれるよ。


Q. スクリーンの映像、アルバムを意識したピンクのイメージカラー、ミュージックビデオの演出をそのまま再現するなど、どれも引き込まれるものばかりで、ビジュアル面にこだわりがあるんだなと感じました。

マシュー: そうだね。ビジュアル面は僕たちのパフォーマンスの一部だからね。ビジュアル面や演出面を意識しなければ、僕たちが見せたい独自の世界観を創り出せないからね。最近、演出のないパフォーマンスもしたけれど、それはそれで特別なものに出来上がったよ。

(c)TVGroove.com


Q. 話は変わりますが、2月26日に新アルバム「君が寝てる姿が好きなんだ。なぜなら君はとても美しいのにそれに全く気がついていないから。」が世界同時リリースされ、全米全英のアルバムチャートでは初登場1位、日本を含む42ヵ国のiTunesチャートでも1位を獲得しました。おめでとうございます。世間やファンの反応はいかがでしたか?

マシュー: すごかったよ。思いもしなかった。僕たちは純粋に作りたいアルバムを作成しただけで、特に世間やファンにどう受け入れられるかという概念がなかったからね。素直な気持ちで作った分、聴いてくれた人たちも共感できたんだと思う。感謝の気持ちを伝えきれないよ。これからもショーを開いて求められているバンドであり続けるよ。


Q. 前作と比べ今回のアルバムはカラフルで、「The 1975」らしいエレポップやシンセポップの味を保ちつつ、少しダークさも取り入れた甘いメロディーが素敵だと感じました。それぞれの曲にストーリー性があり、恋愛系の歌も多いですが、そういった曲は実体験を基に作られたのでしょうか?

マシュー: そうだね。このアルバムは自叙伝的な作品と言っていい。僕が思うには作品の内容が具体的であればあるほど、聴いている人は共感できて、自分自身があたかも体験したような気持ちになると思うんだ。言うならばバーナム効果だね。それに僕自身が素直な気持ちで曲を作ったほうが作りがいもある。その素直な気持ちがまたビジュアル面や音楽面にも繋がっていくからね。


Q. 現在、ツアーの真っ最中ということで世界各地を回っていらっしゃいますが、今回のツアーはいかがですか?

マシュー: すごくいいよ。総勢35人でやっとステージを準備するくらい、今までと比べ物にならない大規模なツアーだよ。「SUMMER SONIC」ではカットする部分があったから、短いショーになっちゃったけれど、本来なら丸一日かけて準備する規模なんだ。僕たちもヘトヘトだけど、やりがいがあるね。


Q. だんだんと大規模なショーになってきてますが、演出面で変わってきていることなどはありますか?

マシュー: 製作コストがあがったぐらいかな? パフォーマンスで稼いだお金は全てバンドのさらなる成長へ充てているんだ。結果、最初のアルバムの白黒イメージから一転、二枚目のアルバムはカラーになったけれど、それだけじゃ足りない、もっと過激な変化がほしいと思って、今回は巨大なスクリーンを設けたりしてシルエットと色をテーマに演出してみたんだ。

(c)TVGroove.com


Q. 2月に最新アルバムを出したばかりですが、次作の構想はありますか? あるとすれば、どのような作品にしたいですか?

マシュー: ああ、たくさんあるよ。僕たちのアルバムは一つ一つ作っていると言うよりは、現在進行中の大きな作品の一部一部を作り出している感じなんだ。僕は一緒に住んでいる親友のサムと両方のアルバムのデザインを手がけるぐらいビジュアル面を大切にしていて、一番それに時間をかけている。ジョージとは両方のアルバムを一緒に書いてきたし、この前なんて僕が書きたいことをずっと書き続けていたら「いつまで書き続けるんだ、もうアルバムの収録分は終わったぞ!」と注意されたよ。それぐらい常に次のアルバムのことを考えているし、書き続けているよ。それ以外の詳細はまだわからないね。


Q. 最後にTV Grooveの読者の皆さんへのメッセージをお願いします。

マシュー: TV Grooveをご覧の皆さん、インタビューを見てくれてありがとう! また近々戻ってくるので機会があればショーにも来てください! 次のアルバムも聞いてね!

(c)TVGroove.com


(インタビューおわり)
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■商品情報

The 1975

「君が寝てる姿が好きなんだ。なぜなら君はとても美しいのにそれに全く気がついていないから。」(原題:I like it when you sleep, for you are so beautiful yet so unaware of it)
大ヒット発売中!
価格:2,376(税込)/品番:UICP-1171

デジタル配信: https://itunes.apple.com/jp/album/i-like-it-when-you-sleep-for/id1067233670?app=itunes&at=10I3LI

【動画】2ndアルバム“君好き”紹介映像


■リンク

日本公式サイト: //www.universal-music.co.jp/the1975
海外公式サイト: //the1975.com/
公式twitter: https://twitter.com/the1975
公式facebook: https://www.facebook.com/the1975
公式instagram: https://www.instagram.com/the1975/
 
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