13年ぶりに来日したリーアム・ニーソンにインタビュー! 飛行機、電車・・乗り物が舞台のスリラー映画への出演続く中、次の乗り物は〇〇と明かす

2018年3月30日から公開となる映画「トレイン・ミッション」のプロモーションのため、13年ぶりにリーアム・ニーソンが来日。

今回、TVGrooveでは「トレイン・ミッション」の主人公マイケル・マコーリーを演じるリーアム・ニーソンにインタビューした。

本作でリーアムが演じるのは、刑事を退職し長年勤めてきた保険会社を60歳で突如リストラされた不運な男・マイケル。途方に暮れながら帰路に向かう電車内、見知らぬ女(ヴェラ・ファーミガ)から「乗客の中から〈ある人物〉を探し出せば、10万ドル支払う」と持ちかけられるが...

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――13年ぶりの来日となりますが、久しぶりの日本はいかがですか?

残念ながら性格的に仕事と観光を一緒にすることができないんだ。今はプローモーションで来てるから観光気分になれないのは残念だけれども、昨日の夜、すきやばし次郎(銀座にある寿司屋)に行って二郎さん(すきやばし次郎の鮨職人)にお会いすることができて素敵だった。昔モハメド・アリに会ったときを思い出すような感動があったよ。

――作品に出演するきっかけは何だったのですか?例えば脚本だったのか、または4回目のタッグとなる監督の影響なのでしょうか?

やっぱり脚本と監督どっちもだね。彼は、限定された空間での物語が素晴らしい。飛行機だったり、今回は電車。演技だけではなく、映画作りの技術的な部分も、彼を見てて学ぶことが多いし、役者としてもインスピレーションを与えてくれるんだ。彼と仕事をするのは好きだ。来年5回目のタッグを組むことを予定していて、その舞台は車なんだよ。

――監督とリーアム・ニーソンさんは、どうして何度もタッグを組まれるのでしょうか?

馬が合うということに集約されている。頭で考えてどうこうではなくて、誰かと恋に落ちたり、親友になるような感じで、本当に相性が合う人だよ。「アンノウン」の時にベルリンで撮影したんだけど、仕事を始めて1時間でそんな感じだった。ダンスパートナーのような感じだね。

――今回年齢を重ねて、このような作品に出られることでご自身が作品に与える意味とはどんなものがあると思いますか?

経験値というのは、生かすことができるのではないかと考えている。例えば若い役者さんがいて、いまいちどのように演技していいか、振る舞っていいか分からない。監督もどのような言葉で説明したらいいかわからないときに、監督の立場を揺るがすようなことはしたくないから、私がそっと小さい声でこうしたらいいんじゃないかなと提案することはある。観客にとっては、良い意味で、例えばこの俳優さんが好きで映画を見に来たとする。この人だったら大丈夫だという安心感、そういう気持ちをもって見ててもらえるというものをもたらせているのではないかと自負している。

――主人公マイケルは真面目で正義感があり、かつとても強くタフなキャラクターだと思うのですが、ご自身と彼の共通点は何だと思われますか?

逆だよ(笑)。すごい演技良かったでしょ?(笑)
この役だけではなく、すべての自分の演じる役は自分自身を少し注入したいと考えている。不思議なアクセントをつけたりして演技をし、キャラクター造形を際立たせるようなそういう手法でするタイプではない。なるべく自分自身を取り入れて、なるべくリアルなキャラクターにしたい。セリフがまるで本当に自分から出てきたように真実だと感じられるように演技している。

――アクション作品にたくさん出演されるようになって、こういうタイプの作品を楽しんでますか?

もちろん楽しんではいるけれでも、銃規制について実際に活動している自分としては、銃などがたくさん出てきて、軍事産業を支えたり肯定してしまうような映画に出ることは嫌だなと思うこともあるかな。ただ、ハリウッドのアクション作品というのは素晴らしいものが作られている。出演する作品もいろんな種類なものに出ていきたいなと考えているよ。
撮影が終わっている作品だと、スティーヴ・マックイーンの「ウィドウズ」だったり、今撮影中なのはコーエン兄弟の西部劇の作品で、だからまだ髭を剃れないんだよね。

(インタビュー終わり)(インタビュー文:野村仁美)

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【動画】「トレイン・ミッション」予告編


■公開情報:
「トレイン・ミッション」
3月30日(金) 全国ロードショー
TOHOシネマズ日比谷にて3月29日(木)特別先行上映!
公式サイト:http://gaga.ne.jp/trainmission/