【インタビュー】「アジアズ・ネクスト・トップ・モデル」日本代表のマリー、壮絶な経験をバネに美の頂点へ[その2]

>> 「アジアズ・ネクスト・トップ・モデル」日本代表マリーのインタビュー[その1]からの続き

Q:辛いイジメの悔しさが、今は逆に自身を鼓舞する動機にもなっていますか?

イジメを受けていた過去は、今こうやって活動する中で一番のバネになっています。保育園の時から高校くらいまでイジメられていて、小学校の時は「白い皮膚が出てくるだろう」とふざけて熱湯をかけられたこともあります。子供は惨酷ですからね……。自分でもよくここまで生きて来られたなと思うくらい、壮絶な体験をしてきました。それでもいつからか、マリーは世界に一人しかいないし、心無い言葉を鵜呑みにして泣き寝入りしていてはダメだと考えるようになりました。それが現在の活動の大きな原動力になっていますね。


Q:つらい経験があっても、座右の銘は「笑う門には福来る」というポジティブな言葉なんですね。

そうなんです。私が今日まで生きて来られたのは、「マリーはマリーでいい。楽しく生きていこうよ」と声をかけてくれた人たちの笑顔があったからです。先日も、黒人の血を持つ日本人モデルとして初めて東京ガールズコレクションに出演することができました。会場では応援してくれるたくさんのファンの笑顔を見ることができて「支えられているんだなぁ」と実感することができました。


Q:負けることなく明るく前向きに大活躍するマリーさんの今の姿に、ご両親も喜んでいるのでは?

母も喜んでくれていますね。ただ父が2年前に亡くなってしまったのが、悔しいです。何度も「イジメられるのはお父さんのせいだ」と責めたこともあって、お父さんも凄く苦しんだと思います。それを謝れないままなのは本当に残念。でも今では、そんなお父さんもきっと喜んでくれているはずだと思っています。


Q:最近ではモデルから女優になる人が増えていますが、マリーさんは?

実は今年、女優業にも挑戦したんです。アメリカの妖怪と日本の妖怪が戦う内容の海外ドラマ「妖怪キング」を、沖縄で撮影しました。私はアメリカ版猫娘役!　アニメの「ゲゲゲの鬼太郎」は小さい頃から見ていて、水木しげる先生の洗礼を受けていたので、撮影前から役作りは完璧でしたね(笑)。凄く楽しかったし、猫娘で新しいステージが見えました。マリーを必要としているところがあれば、どこにでも行きますよ!


Q:今後、マリーさんはどのような活躍をしていきたいですか?

口と声がある以上、ハーフブラックの居場所を作るためにどんどん発言していきたいと思っています。そのためにはモデル業も続けつつ、テレビやラジオなど表現できる場所でたくさんの人たちにマリーと、そのバックグラウンドを知ってもらいたいですね。日本がもっともっとインターナショナルな国になればいいと思っています。


Q:最後に、番組を見るポイントを教えてください。

リアリティー番組なので、候補者たちの感情や学んで成長していく姿は是非見て頂きたいですね。また、審査員やゲストと候補者たちの繋がりが生まれて、人間ドラマや信頼関係が生まれていくところも見どころの一つですね。
あとはヘアメイクのやり方など、女性にとっても学べるポイントも盛り沢山です。



マリーが日本代表として奮闘する「アジアズ・ネクスト・トップ・モデル シーズン2」はFOXチャンネルで6月8日(毎週日曜21:00)より放送スタート。


■ 放送情報

アジアズ・ネクスト・トップ・モデル シーズン2
FOXチャンネルにて　6/8(日) 21:00 スタート

放送日時:毎週(日)21:00-22:00