人気モデル カーリー・クロスの芸者風ファッションに批判殺到！ 相撲力士も登場する演出に「正気なの？」

人気モデルのカーリー・クロス(24)が、米ファッション誌「ヴォーグ」の撮影で日本の芸者をイメージした格好で登場。それに対して批判が殺到した。

カーリーは、多様性をテーマにした米誌Vogue3月号に登場。黒髪のウィッグに和服をオマージュした衣装を着用し、日本のさまざまな場所で撮影を行った様子がヴォーグの公式サイトに掲載された。相撲力士とポーズをとるカットも含まれている。

これに対して、ネット上では批判が殺到。アジア人でないカーリーがモデルをしたことに「アジア人のモデルにやらせばよかったのに」「ヴォーグは、ダイバーシティー(多様性)という特集でアジア人を白人モデルにやらせている。正気なの?」「これは文化の盗用だ」などの批判が相次いだ。

Karlie for Vogue US - March 2017 pic.twitter.com/Pbo9rssT8p

— bestkkpics (@bestkkpics) 2017年2月14日

これを受けて、公式サイトから写真は削除され、現在は撮影した写真家マイケル・ヤンソン自身のインスタグラムに投稿された写真のみが閲覧できる。

Karlie Kloss in Japan, 2017. Vogue Magazine, unpublished #mikaeljansson #phyllisposnick #hannahmurray #juliendys #karliekloss #voguemagazine

Mikael Janssonさん(@mikaeljansson)がシェアした投稿 - 2017 2月 14 3:04午後 PST

そしてカーリーが自身のツイッターで謝罪の意を表明した。

pic.twitter.com/Xem3dkaDZZ

— Karlie Kloss (@karliekloss) 2017年2月15日

<全文翻訳>

「今回の撮影では、文化に対して敏感ではなかったことや私自身の生まれ育った文化ではない所へ該当していたことに心よりお詫びを申し上げます。私は、これからもそして、これまでも女性へのパワーを送り、影響を与えることです。今後の撮影やプロジェクトは、そのミッションを反映したものしていきたいと思っております」と謝罪した。

ちなみにカーリーにとって、このようなことは初めてではない。2012年11月7日に開催された、毎年恒例のヴィクトリアズ・シークレットのショーで登場したカーリーは、ヒョウ柄のビキニ姿で高々としたネイティブアメリカン・スタイルの被り物で登場。この際も批判が殺到し、彼女は謝罪することになった。

I am deeply sorry if what I wore during the VS Show offended anyone. I support VS’s decision to remove the outfit from the broadcast.

— Karlie Kloss (@karliekloss) 2012年11月11日

<全文翻訳>

「VS(ヴィクトリアズ・シークレット)のショーで身に着けていたものに対して、気を悪くしてしまった方がいらっしゃいましたら心よりお詫び申し上げます。放送時にあの衣装のカットをしたVSの判断に同意します。」

今後、衣装やテーマの選定には関係者もカーリー本人も、もう少し慎重になるべきだろう。