M・スコセッシ監督作「グッドフェローズ」TVリメイクへ

マーティン・スコセッシ監督の名作映画「グッドフェローズ」のTVリメイクが企画されていることが明らかとなった。

1990年の「グッドフェローズ」は、実話を基に70年代のマフィアの世界を描いたギャング映画。ニューヨークに住む少年が、マフィアに憧れ、自らその世界に入って一人前のギャングへと成長、やがて過酷な選択を迫られるまでを綴っている。

また、本作のスコセッシ監督によるバイオレンスに満ちた生々しい演出、ロバート・デ・ニーロ、レイ・リオッタ、ジョー・ペシの熱演は高い評価を受け、ヴェネチア国際映画祭では監督賞、アカデミー賞では6部門ノミネート、助演男優賞(ジョー・ペシ)を獲得するなど、各賞を受賞している。

米Deadlineによると、このたび「グッドフェローズ」TVリメイクを企画しているのは、「MAD MEN マッドメン」「ブレイキング・バッド」などを放送しているケーブル局AMC。同作は、「グッドフェローズ」を製作した名プロデューサー、アーウィン・ウィンクラーが製作総指揮を務め、映画の原作となったノンフィクションの作者であるニコラス・ピレッジと、「ホミサイド 殺人捜査課」などを手がけてきたジョージ・ザマコーナが脚本を担当、製作総指揮にも参加する。

なお、現在、TVシリーズ「ボードウォーク・エンパイア　欲望の街」を手がけているスコセッシ監督は、この企画には参加していないとのこと。

禁酒法時代の政治家とマフィアたちの生き様を描いている骨太のドラマ「ボードウォーク・エンパイア」が成功を収めているだけに、「グッドフェローズ」TVリメイク版にも、大きな期待が寄せられていることは確か。続報に期待したい。