ジャッキー・チェンが自身の伝記ミュージカルを計画中

香港、そしてハリウッドを舞台に活躍するアクションスターといえば、ジャッキー・チェン(59)が、現在自らの半生を題材にしたミュージカル製作を計画していることが、米HollywoodReporterによって明かされた。

ジャッキーのミュージカルは、彼が1998年に出版した自伝「I AM JACKIE CHAN―僕はジャッキー・チェン 初めて語られる香港帝王の素顔」を原作にしており、両親との暮らしや、中国戯劇学院の下積み時代、そしてスターになるまでを描くとされている。

ジャッキーは記者会見で「現在、舞台監督を探している最中」としながら、「とてもわくわくしているよ」と、新たなステージへの希望をあらわにしている。

ジャッキーは同会見で、このミュージカルはジャッキー本人のナレーションにより進行し、「七小福」というアクション集団に所属していた若かりしころや、伝説の香港スター、ブルース・リーの影響などを描くとしている。


4月には自ら「最後のアクション大作」とした映画「ライジング・ドラゴン」が公開されたばかりのジャッキーは、映画「五福星」(1983)「プロジェクトA」(1983)といったアクション映画で活躍し、その後ハリウッドに進出。映画「ラッシュアワー」シリーズや、「ベスト・キッド」(2010)といった大作に出演するなど、ハリウッドでもっとも有名なアジア人俳優のひとりだ。スタントを極力用いず、危険なアクションも自らこなすことで知られているが、最近は「これからは本格アクションからは引退」といった趣旨の発言をし話題になった。

これまで自身の映画の主題歌など、実は歌手としてのキャリアも長いジャッキー。果たして舞台で美声を披露する機会はあるのか?

現時点で、このミュージカルが公演時期や場所、ジャッキーの出演の有無などは明らかにされていない。