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ヒラリー・クリントンCMに『ザ・ソプラノズ 哀愁のマフィア』最終話ラストシーン?

2007年6月21日
2008年度米大統領選挙への出馬を表明している米民主党上院議員ヒラリー・クリントンのキャンペーン・ソング宣伝コマーシャルが、米HBOチャンネルの大ヒット・マフィア・ドラマ『ザ・ソプラノズ 哀愁のマフィア』の最終話ラストシーンを意識して作られたものとなっており大きな話題をよんている。

アメリカ現地時間19日に放送開始となったこのヒラリーのキャンペーン・ソング宣伝コマーシャルは、10日に完結したばかりの『ザ・ソプラノズ』最終話ラストシーンと設定が全く同じで、ヒラリーが郊外のダイナーに入るところからスタート。テーブルに着いたヒラリーは、卓上ミニ・ジュークボックスに何が入っているか見入り、遅れて入ってきたビル・クリントン前大統領は、ウェイトレスが持ってきたキャロット・スティックを見て「オニオン・リングじゃないのかい」と言うが、これは『ザ・ソプラノズ』ではトニーがオニオン・リングをオーダーしたことを意識してのこと。

コマーシャルには、ニューヨーク・マフィアのボスで刑務所入りした「ニューヨークの顔」であるジョニー・サックを演じていたヴィンセント・カラトーラも登場。「どの曲にしようか」と会話するクリントン夫妻をちらちらと見、立ち去る際には睨みをきかすなど『ザ・ソプラノズ』ファンを大喜びさせそうな演出がされている。

コマーシャルは、ジュークボックスにコインを入れ「Ready?」と微笑むヒラリーで映像が消え、ヒラリーのキャンペーン公式サイトへ行きキャンペーンソングをチェックするように促す文字が現れ終了する。

このコマーシャルの効果は予想以上に絶大で、放送初日に100万人以上がヒラリーのキャンペーン・公式サイトを訪れたとのこと。キャンペーン・ソングはセリーヌ・ディオンのYou and Iとのことだ。

ちなみにHBOは、このコマーシャルに一切関与していないとのコメントを出している。