「私こそが人気アーティストの一番のファンよ！」とアピールできるサイトが英に登場！ １Ｄやジャスティンに会えるチャンスも？

いつの時代でも熱狂的なファンというのは、自分が好きなアーティストに少しでも近づきたい、関わりたい、と、躍起になるものだ。出待ちや追っかけ、ファンクラブ入会などの古典的な手法もまだまだ健在だが、このネット社会では、新たなファンの表現手段も生み出されている。

現代の多くのファンは、自身のブログ・ツイッター・フェイスブック・タンブラーなどのアカウントから、アーティストの情報や画像、そして自分の熱い想いを発信している。そうすることで他のファンとの交流も増えていき、アーティストの一挙手一投足をシェアしながら、喜怒哀楽を共有する。

そして、インターネットだからこその見返りというのもある。ツイッターなら、アーティストがファンのツイートをRT(リツイート;自分のツイートをほかの誰かが再投稿すること)したり、フェイスブックでアーティストがファンの投稿をシェアしたり、といったことが起これば、ファンは天にも昇るような気持ちになるだろう。そして、同じファン仲間からは、羨望の眼差しを浴びることは間違いない。

そんなファン心理を反映してか、新たなビジネスがイギリスで始まった。英・バディバウンス社が立ち上げたwww.buddybounce.comというサイトは、誰もが無料で登録することができ、自分のページで好きなアーティストをアピールできる。ポイント制になっており、アーティスト情報や画像等を載せたり、ほかの人が投稿したものに「LIKE(お気に入り)」や「BOUNCE(再投稿)」をクリックしたりするごとに点数を獲得できる。自分のフェイスブックやツイッターアカウントと連動させることもでき、そこで投稿したものもポイントの対象となる。要するに、自分がいかにそのアーティストのことが好きか、数字で示されるということだ。

バディバウンス社によると、現在のところ、人気絶頂中のワン・ダイレクションに始まり、ジャスティン・ビーバー、デミ・ロヴァート、テイラー・スイフト、ブルーノ・マーズ等のレーベルと契約していて、それぞれのアーティストは登録ファンのページやポイントを確認できるようになっているそうだ。

このサイトによって、アーティスト側は、真のファンを見分けることができ、RTやコンサートチケットをプレゼントしたり、場合によっては直接会う機会につながるかもしれないというのだ。また、そういった賞品を得られるようなポイントレース等も開催するらしい。同社は、お金やコネがなくても、そのアーティストへの愛さえあれば、誰にでも公平にチャンスはあるのだ、と強調している。