「ジョナス・ブラザーズ」ジョーが大迷惑な暴露本出版！ 巻き添えくらったデミ・ロヴァートのファンが激怒

今年10月末に解散を発表したばかりのディズニー・チャンネル出身人気兄弟バンド「ジョナス・ブラザーズ」。解散後はそれぞれ自分の道を歩んで行っているが、次男ジョー(24)がこのたび自身の半生を書いたエッセイ「Joe Jonas: My Life As a Jonas Brother(原題)」を出版。過去の出来事を文字通り「暴露」した過激な内容が物議を醸している。

ジョナス・ブラザーズの3人は、歌手マイリー・サイラスが有名になったディズニー・チャンネルのドラマ「シークレットアイドル ハンナ・モンタナ」に出演後、自身のドラマ「ジョナス」に主演。ディズニー出身アイドルとして活躍したジョーは、「ディズニーは名声を作り上げる名手」と評価しながらも、「当時20歳だった僕は、16歳に見せるために毎日ヒゲを剃らなきゃいけなかったんだ(番組終了後すぐヒゲを伸ばして髪も切ったけどね)。ディズニーがすべてだった僕たちは、言うとおりにするしかなかった」と恨み節をきかせた。

しかし、ジョーが話したかったのは、ディズニーへの文句だけではないよう。「(ディズニーのような)大企業に属するということは、それなりの期待に応えなきゃいけないということ。ヴァネッサ・ハジェンズのヌード写真流出事件が起きたとき、『君たちが同じような誤ちをおかさずいてくれて良かったよ』と、10代の若者が味わう必要のないプレッシャーを暗にかけられていたんだ」と、同じくディズニー・アイドルのヴァネッサをわざわざ引き合いに出して、当時の苦しさを訴えた。

さらに、暴露話は過去交際していた歌手デミ・ロヴァートについてまで及ぶ。「僕の交際関係の中でもファンにとって大事なのは、デミとの関係だろうね。ドラマ『キャンプ・ロック』で恋人同士を演じてから、ファンは僕たち2人が一緒にいるところを見たがった、それで1か月ほどデートすることになったんだ」と、あたかも他人事のようなジョー。

その上、お陰で「今でも良い友達」であるデミをよく知るようになったと言いながらも、「デミが薬物依存で苦しんでる姿を見ることになった」「本当は嫌だったんだけど、依存症のデミのそばにいなきゃという思いもあって」と、愛ではなく義務感ゆえにデミに付き合ったと言わんばかりの話しぶり。極めつけに、「自分のイメージを守らなきゃいけなかったから何も言えなかったんだ」と葛藤を見せた。

ジョーの暴露はこれにとどまらず、「マイリーとデミにすすめられてマリファナを吸った」という告白から、「童貞喪失は20歳だった」「悪いことを書くと脅されて、なかなか童貞喪失に踏み切れなかった」という話まで書かれているよう。ディズニー・アイドルならではの(?)悩みが垣間見える一作となっている。

これら一連の発言を受けて、デミの姉やファンが大激怒したのは言うまでもない。自身のエッセイと称しつつ、「一体誰の暴露本書いてるつもり?」という批判コメントが相次いで寄せられる結果となってしまった。

盛りだくさんの内容となったが、この本のお陰で巻き添えをくらったアイドルたちは、さぞかしいい迷惑であろう。ジョナス・ブラザース解散原因が自身の薬物依存にあるというウワサも出ていたジョーは、この先一体どこへ向かっていくのだろうか。