摂食障害、自傷行為・・・ 「プリティ・リトル・ライアーズ」スペンサー役 T・ベリサリオ、ティーン時代の苦悩を打ち明ける

人気海外ドラマ「プリティ・リトル・ライアーズ」でスペンサー役を演じているトローヤン・ベリサリオ(28)が高校時代に経験した苦しみについて米雑誌「Seventeen」で語った。

トローヤンは「Seventeen」2月号の中で、ティーンエイジャーのころ摂食障害や自傷行為を行っていたという辛い過去を打ち明けてくれた。

「プリティ・リトル・ライアーズ」で優等生のスペンサー役を演じているトローヤンにとって、ティーン時代に優等生でいることはとても大変なことだったようだ。

「私は家族の中で最年少の完璧な小さな女の子だった。私が通っていた学校は、大学に向けて必死に勉強しなくてはいけない場所だったの。私は両親を喜ばせたかったし、みんなに対して完璧でいたいと思っていたのね」

「もし両親に自分が悲しんでいたり、怒っていたり、何か自分の中で湧き起っている感情を伝えたとしたら、2人は私のことを見捨ててしまうかもしれないと考えていたの。すべて自分のなかに抑え込んでしまった。そして、自分自身を傷つけてしまうような行動に走ってしまったの」

トローヤンがそのようなことを始めたのはジュニアイヤー(高校2年生)だったようで、食事を控えて、友達との問題も自分の中だけで解決しようとしたという。

「ティーンエイジャーでいることってとっても混乱するの。大人になりかけてはいるけれど、大人じゃないだもの。当時の私は何が正しくて何が悪いことなのかわからなかった。だから、自分で勝手に判断していたんだけど、それがうまくいかなかったのね」

そんな彼女も現在は人気海外ドラマに出演する人気スターに。しかし、今でも昔のように「自分が属すべきでない場所でがんばりすぎているかもしれない」と思うことがあるようだ。セットで共演者を見渡し「何で私はここにいるんだろう?」と思うこともあるが、“自分らしさ”を大事にすることでうまくやっているようだ。

「仕事が終われば、可能な限り“私”というものを取り戻そうとするの。たとえば黒のアイライナーを引いたり、敗れたジーンズを履いたり、とにかく自分らしいと思えるような恰好をすることでね」

トローヤンのように多くのティーンエイジャーは不安を抱いたりすることがあるだろう。今回のトローヤンの告白で、きっと勇気づけられたことだろう。