「グレイズ・アナトミー」差別騒動で番組降板したイザイア・ワシントンが再出演決定[ネタバレ]

(注意:この記事には「グレイズ・アナトミー」シーズン10のネタバレがあります)




2007年に人気海外ドラマ「グレイズ・アナトミー 恋の解剖学」を降板した、プレストン・バーク医師役を演じていたイザイア・ワシントンが再出演することが明らかになった。

米TVLineによると、イザイアは米ABCで放送中の医療恋愛ドラマ「グレイズ・アナトミー 恋の解剖学」シーズン10に、ゲスト出演する。おなじみのプレストン・バーク医師役として再登場し、クリスティーナ・ヤン役のサンドラ・オーの降板に花を添えるとのことだ。

シリーズ・クリエーターのションダ・ライムズは、「わたしにとって重要なことは、クリスティーナがこれから正しい旅路を進んで行くということ」と説明。イザイアを出演させる理由として、「バークはその旅路に欠かせない人物。彼がいなければクリスティーナの物語は完結できないの。我々が愛するクリスティーナ・ヤンが、その先に続く旅へに進むのを、きちんと見送るのには、(ドラマでの)物語が完結していないといけないでしょ」と述べている。

イザイアはシーズン1からレギュラーとして出演しており、演じていたプレストンは、クリスティーナと婚約までしたものの、シーズン3の最終話で2人は破局。結婚式当日別れ、プレストンがクリスティーナの元を去るというドラマチックな展開となった。

その後、イザイアが番組を降板したのは、シーズン5まで出演していたジョージ・オマーリー役のT・R・ナイトが同性愛者であることに差別的な発言をしたからクビになったのだと報道され、イザイアはゴールデン・グローブ授賞式の会場で「ホモ野郎なんて言ってない」と反論し、共演者たちを不愉快な思いにさせ大きな騒動へと発展していった。

こうした経緯から差別発言で番組をクビになったと伝えられるようになり、仕事が激減したとボヤいていたイザイアだが、降板後、「グレイズ・アナトミー」にゲスト出演したことはなく、今回、約7年ぶりの出演となる。

イザイアが再出演する「グレイズ・アナトミー」シーズン10のエピソードは、5月に放送される予定。