「ザ・ソプラノズ」スティーヴ・ブシェミが新ドラマに出演交渉中

米HBOチャンネルで1999年から放送されていた大ヒット・ドラマ「ザ・ソプラノズ 哀愁のマフィア」で主人公トニー・ソプラノの従兄トニー・ブランテットを演じていたスティーヴ・ブシェミが、新ドラマ出演交渉中であることが明らかになった。

米Hollywood Reporterが報じた内容によると、スティーヴはHBOチャンネルで放送されるマーティン・スコセッシ監督が手掛ける新ドラマ「Boardwalk Empire」パイロットに出演する交渉の最終段階に入っているとのこと。「Boardwalk Empire」は、ニュージャージー州のアトランティック・シティが、「海辺のリゾート」から「ギャンブルの街」へと変貌した1920年代を舞台に、政治家や権力者たちの汚職や駆け引き、犯罪などを描いた作品で、スティーヴは酒類の製造販売禁止と共にアルコール販売を手広く行うようになったビジネスマン、ナッキー・ジョンソンを演じる。

また、ハリウッド映画版制作が決定している英国の人気ドラマ「ステート・オブ・プレイ」のケリー・マクドナルドも「実家から出るため悪い男と結婚してしまったアイルランド移民女性」役をオファーされており、現在出演交渉中とのことだ。

「ザ・ソプラノズ」で、出獄後更生しようと努力するものの、キレると始末に終えないトニー役を演じ、エミー賞に2回ノミネートされたことがあるスティーヴは、「マイアミ・バイス」「LAロー」など数多くの人気ドラマに出演し個性派俳優として高く評価されている。今年のエミー賞ではゲスト出演したメガ・ヒット・コメディ「30 Rock」でコメディ部門ゲスト男優賞にノミネートされ話題をよんだ。