米人気オーディション番組「X ファクター」ファイナリストの歌手シモーヌ・バトルが25歳で死去、自殺と報道

2011年に全米で放送された人気オーディション番組「X ファクター」のファイナリストでポップ歌手のシモーヌ・バトルが9月5日、自宅で亡くなっているのが発見された。享年25歳。

米TMZは、5日午前8時半に自室のクローゼットで首を吊っているシモーヌが発見されたと報道。まだ検死結果は出ておらず、捜査が進められている段階だが、警察関係者から「自殺のようだ」という情報を得たと伝えた。

シモーヌは2011年に米FOXで放送の人気オーディション番組「X ファクター」に出場。プッシーキャット・ドールズの「When I Grow Up」を熱唱し、トップ32入りした。その後、サイモン・コーウェルのメンターリングを受け、トップ17入りしたが、次の週に落選。しかし、この「X ファクター」でのパフォーマンスが高く評価され、オリジナルメンバーが脱退した後の新プッシーキャット・ドールズのメンバーに抜擢。2013年から「G.R.L.」という新しいグループ名で活動をするようになり、最近では、ピットブルのヒット曲「Wild Wild Love」にフィーチャリング。MVにも出演するなど、活躍していた。

英MarilOnlineの取材に応じた父親は、シモーヌがロサンゼルスの自宅で死んだと明かし、活気に溢れた愛すべき娘だった」「本当に残念だ」と悲しみのコメントを発表。シモーヌの友人は、HollywoodLifeの取材に対して、「今朝起きて、こんな悲報を受けるだなんて思ってもいなかった」「私が出会った人の中で、彼女は最もスイートなソウルを持つ人だった。シモーヌ・バトル、あたなのことは決して忘れないわ」と語った。

「X ファクター」でメンターを務めたサイモンのレコード会社とマネージメントも、Twitterに哀悼のコメントを掲載。「シモーヌは並外れた才能を持つ、とても優れた若者でした。彼女が亡くなったと知り、我々一同、打ちひしがれています」「彼女のご家族や友人の方々に心よりお悔やみ申し上げます」と、若すぎる死を惜しんだ。