「セックス・アンド・ザ・シティ」ミスター・ビッグ役クリス・ノースが、キャリーを“娼婦”呼ばわり！？ 「彼女を被害者扱いするな」

ニューヨークに暮らす独身女性が、恋に、仕事に、まい進する姿を描き、大人気となった海外ドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ」("Sex and the City")。ヒロインたちばかりでなく、その“お相手”となる男性陣も、それぞれ個性豊かで魅力的だったが、ミスター・ビッグを演じたクリス・ノース(59)としては、自身の役のイメージに不満があるようで…

ミスター・ビッグといえば、「SATC」のヒロインであるキャリー(サラ・ジェシカ・パーカー演)の恋人のひとり。リッチでハンサム、それでいて本名すら不明というミステリアスなキャラクターは、キャリーだけでなく、視聴者すら魅了した。しかし煮え切らない態度は、ときに反感を買うこともしばしば?　しかし演じたクリスがインタビューで答えたところによれば、ビッグには「精神的には脆い」一面もあるのだそう。米Zap2itが伝えている。

「みんなに言っておきたいのは、ビッグは一度だって自分のことを、自分自身以上の存在に見せようだなんてしていないんだよ。それはキャリー、彼女こそが彼を“彼以外の存在”のように仕立て上げちゃったんだ」

ビッグとの恋路にやきもきしていたキャリー視点から見れば、ミスター・ビッグはちょっとした悪役?　しかしミスター・ビッグこと、クリスの側から見てみると、決してそうではないようだ。

「ビッグはいつだって、自分自身に正直だった。一度だってキャリーを裏切ったことはないよ。ただうまくいかなかっただけ」と、ミスター・ビッグの一途さを強調する一方で、クリスは「キャリーには何人恋人がいた?」と問題提起。果ては「なんて娼婦だよ!」と、とんでもない言い方までしている。

一方で、「キャリーがビッグの被害者だって、思い違いばかりだ。だいたいキャリーは強くて賢い女性だろう」と、キャリーを持ち上げることも忘れなかったクリス。恋多きキャリーに怒っているというよりは、自分が演じたミスター・ビッグの不当な扱いが不満なようだ。