クリスチャン・ベール、米Apple創業者スティーブ・ジョブズ役に決定

人気ドラマ「ザ・ホワイトハウス」や話題作「ソーシャル・ネットワーク」などを手がけた天才脚本家アーロン・ソーキンが制作する米Apple社の創業者スティーブ・ジョブズの伝記映画に、クリスチャン・ベールが主演することが決定した。

米CNNによると、ブルームバーグの取材に応じたアーロンは、クリスチャンが新作映画でスティーブ役を演じる契約を結んだと認めた。クリスチャンは、映画「マシニスト」のために30キロの減量し、直後に主演した「バットマン・ビギンズ」のため32キロ体重を増やし、「ザ・ファイター」では歯並びまで変えるなど、徹底した役作りで知られるイギリス出身の演技派俳優。以前より同作の主役最有力候補として名が挙がっていた。

アーロンは、「我々が必要としているのは最高級の俳優」「クリスチャンは驚異的な俳優。オーディションはしないで主役に即決した」と説明。クリスチャンは末期がん闘病していた晩年のスティーブを演じるとのことで、「とても難しい役だが、彼なら完璧に決めてくれるだろう」と自信たっぷりにコメントした。

スティーブ・ジョブズはApple社のカリスマCEOとして辣腕をふるったが、すい臓がんを患い2011年に56歳の若さで死去した。アーロンが手がける伝記映画は、ウォルター・アイザックソンが執筆したスティーブ公認の伝記書「Steve Jobs」を基にすると報じられている。

スティーブの自伝映画は2013年にもアシュトン・カッチャー主演で制作され、テレビ映画として放送されている。