故フィリップ・シーモア・ホフマンのパートナーが、死去からの1年を激白 「立ち直り方なんて、私にはわからない」

2014年2月、自宅アパートにて遺体で発見された、故フィリップ・シーモア・ホフマン(享年46)。世間にとっては、偉大なオスカー俳優として認知されていた彼だが、長年パートナーであったミミ・オドネル(47)にとっては?　非業の死からおよそ1年を経て、ミミ本人が口を開いた。

12歳になる長男クーパーを筆頭に、長女タルーラ(8)、次女ウィラ(6)と、フィリップとの間に生まれた子を3人育てるミミは、いったい彼の死からどう立ち直ったのだろうか。NewYorkTimesによるインタビューの中で、こう尋ねられたミミは、「ばかげた質問だわ。私にはわからない」と答えている。

「世の中には、いろんな作家によって書かれた、痛みに関する美しい本がたくさんある。私よりひどい経験が書かれたものを含めてね。でも私が思うに、あれから1年が過ぎたけど、私はやっと機能するようになったの」

3人の子どもたちは、そんな傷ついた母親ミミの姿を目の当たりにしてきたと彼女は話している。

「私はボロボロになって、心も凝り固まっていた。子どもたちは全部を見てきたわ。そうすべきだからよ。私は(自分の傷ついた姿を)彼らから隠すべきだった?　私は子どもたちから何も隠したりしないわ」

ミミにとって、突然にフィリップを失ったことによる衝撃は、かなりのものだった様子。それでも彼女は、フィリップの死後に観た舞台をひとつのきっかけにして、今回、舞台監督の仕事に就くことが決定。徐々にだが、新たな一歩を踏み出しつつあるようだ。