テイラー・スウィフト、コンサート中に涙をこらえて激レア曲を披露！ 小児ガンで亡くなった少年と、母親にささげる[動画]

テイラー・スウィフト(25)が、コンサートの中で、声を詰まらせながらMCで語った内容が話題を呼んでいる。小児ガンで亡くなった少年と、その母親のため、1曲をささげた。

テイラーが2012年に、チャリティシングルとしてリリースした楽曲「Ronan」は、4歳で小児がんの一種・神経芽細胞腫(しんけいがさいぼうしゅ)のため亡くなった少年ロナン・トンプソンくんへささげたもの。彼の母親マヤさんがブログにつづった闘病記が元になっており、楽曲には共作者として、マヤさんの名前もクレジットされている。

8月17日、米アリゾナ州グレンデールでコンサートを行ったテイラーは、大観衆と、ロナンくんの母マヤさんの前で、極めてまれながらこの曲を生パフォーマンス。MCでは声を詰まらせながら、自分の思いを語った。

「私の意見では、人間にとってもっとも勇気ある行動のひとつは、とても耐えられないような出来事を乗り越えて、その経験を世間とシェアすること」
「今夜、ここにはマヤ・トンプソンという女性がいるわ。彼女はこの地域で暮らして、子どもを育ててきた。もし彼女が息子ロナンについてのストーリーをシェアしてくれなければ、私は小児ガンや、その研究について、半分も知らないままだったわ」

テイラーは涙で声を詰まらせながら、「(マヤさんが書いたブログを)毎晩、呼んだわ」と明かすと、現在、「ガンは私の家族にとっても、他人事じゃなくなった」と、母アンドレアさんが闘病中であることを、暗に示した。

「私はこの曲を歌うため、ちょっと時間を使いたいの。うまく歌えるかわからないし、感情的になりすぎないって約束できない。でもがんばるわ。だって、マヤは今夜、ここにいるんだもの。彼女のためよ」と、歌を披露した。

ロナンくんの母マヤさんは、コンサート後にこの体験を「まだ信じられない。あなたがこんなことをしてくれるなんて」と、インスタグラムで感動を告白。「テイラーの美しい心、そして私の息子を忘れないでいてくれることに、お礼を言うわ」と、テイラーらと撮影した写真を公開した。

【動画】テイラー・スウィフト「Ronan」