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「U2」パリ同時多発テロの影響でパリ公演が中止に、ボノが動揺「音楽が直撃された」

2015年11月17日
「U2」のボノ「U2」のボノ
WENN.com
フランス・パリで現地時間11月13日夜、銃撃や爆発などの同時多発テロが発生し、少なくとも129名が死亡、300名以上が負傷した。

テロの標的の1つとなったパリ中心部にあるコンサート会場バタクランでは、米ロックバンド、イーグルス・オブ・デス・メタルの完売のパリ公演が行われていた。会場では89名が犠牲になったと報じられている。

犠牲者の中には、イーグルス・オブ・デス・メタルのグッズ販売を担当していた男性や、仏「Les Inrocks」誌の音楽ジャーナリストなどが含まれていた。バンドのメンバーは無事だった。

ET Onlineによると、11月14日、15日に予定されていたパリ公演の中止を発表したU2のボノは14日朝、アイルランドのラジオ番組で事件について話した。

「考えてみれば、昨夜の被害者の大半は音楽ファンだったわけだ。いわゆる“テロへの戦い”というやつの中で、初めて音楽が直撃されたことになる。とても動揺している」とボノは述べた。

「ライブに居たのは僕だったかもしれないし、君だったかも知れない…非常に見覚えのある状況だ。今回の虐殺の冷血さにひどく心をかき乱されており、そのことが頭から離れない。イーグルス・オブ・デス・メタルのファンの皆さんのために祈っている」

U2のメンバーは同日、会場近くの舗道に姿を現し、犠牲者のために献花した。

一方、フー・ファイターズは今回の事件により、欧州ツアーの残りの公演の中止を余儀なくされたことを発表した。

「この愚かな暴力により国境が封鎖され、世界が哀悼していることを考慮すると、今はこれ以上ツアーを続けることはできない。他に言いようはない。これはクレイジーで最悪な出来事だ。全ての犠牲者や愛する人を失った方々を思い、祈っている」とバンドは文書を通じてコメントした。

事件の翌日に現場となったバタクランでパリ公演を行う予定だったデフトーンズは、イーグルス・オブ・デス・メタルのライブを観に行っていたという。シンガーのチノ・モレノは米カリフォルニア州サクラメントのテレビ局に対し、銃撃が始まる前に会場を退出していたことを明かした。

コールドプレイは11月13日、ロサンゼルスでニューアルバム『A Head Full of Stars』の先行試聴ライブを行う予定だった。だが、テロの発生を受けて予定を変更し、過去の楽曲とジョン・レノンの「Imagine」のカバーをアコースティックで披露した。

シンプル・プランは11月16日にパリでシークレットライブを計画しており、14日にフランス入りする予定だった。リードギタリストのジェフ・スティンコは米「ビルボード」誌に計画の中止を伝え、「できる限り早くフランスに行きたいと考えている。もし状況が変わったら、週の終わりまでにフランスのファンへのサポートを示したい」と語った。

(MTV News)
 
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