「ハリポタ」原作者が、舞台版ハーマイオニーに黒人女優を起用したことについて言及！ 「ハーマイオニーに必要なのは…」

2016年の夏に、ロンドンで上演される人気児童書「ハリー・ポッター」シリーズを元にした舞台「Harry Potter and the Cursed Child(原題)」のキャスティングが発表。ところがハーマイオニー役をめぐって、一部では議論を呼んでいるようだ。

舞台「Harry Potter and the Cursed Child」は、原作シリーズの結末から、19年後にあたる未来を描いた、いわば“続編”。原作者J・K・ローリングもクリエイターとして加わっており、今年10月にチケットが売り出されるや否や、あっという間に完売したことが報じられていた。

そして12月21日、ついに本作で主人公ハリー、その親友であるロンとハーマイオニーを演じる、3人のキャストが発表。ジェイミー・パーカーがハリー、ポール・ソーンリーがロン、ノーマ・デュメズウェニがハーマイオニー役に起用されたことが発表された。ところが映画版ではエマ・ワトソンという白人女優が演じていたハーマイオニーという役柄を、黒人であるノーマが演じることに、一部のファンは違和感を覚えたようで、「人種差別というわけではないけど、黒人女性がどうやってハーマイオニーを演じるの?」といった声が噴出していたことを、米TVGuideなどのメディアは伝えている。

その声はJ・K自身のもとにも届いていたようで、原作者としてJ・Kは、ツイッターを通じハーマイオニー役の「基準」を公表。今回のキャスティングについて言及した。

「茶色い瞳、もじゃもじゃヘア、そしてとてもクレバーであること。白い肌とは明示していないわ。ローリングはブラック・ハーマイオニーが大好きよ」

J・Kとしては、舞台版のキャスティングを全面的に支持しているとのこと。映画版で同じ役を演じたエマも、ネビル役を演じたマシュー・ルイスの「見かけは気にしない。彼女の幸運を祈るよ」というツイートをリツイートすることで、暗に自身の“後輩”へ、エールを送っている。