エマ・ワトソン、女優業を一時休止宣言！ フェミニスト活動に力を注ぐ

映画「ハリー・ポッター」で知られる女優のエマ・ワトソンが女優業を一時休止することを明らかにした。期間は1年間だという。

エマはPAPER誌の「ガール・クラッシュ」シリーズで憧れのフェミニスト、ベル・フックス(『フェミニズムはみんなのもの―情熱の政治学』新水社ほか)と対談。エマの将来や、ハーマイオニーを演じた経験がフェミニストとしての現在のエマにどのように影響しているかを語った。


まず、エマは聡明で親分肌のハーマイオニーとは違う「クール」な自分を演じようとした過去を回想した。1作目「ハリー・ポッターと賢者の石」が公開された時のインタビューでは、学校が大好きなのに、格好良く振舞おうとしてショッピングとブラッド・ピットが大好きだと話したことを覚えているという。

しかし、その後エマを救ってくれたのは、実はハーマイオニーなのだという。

「学校では質問に答えるために手を高く上げるような子供だった。格好良くないやり方でも、本当に学びたかったの。実は超格好良くないやり方だったわね。(聡明な)ハーマイオニーのキャラクターを演じたから、自分自身でいてもいいんだって承認ができたのよ」

また、9歳のとき、すでにハリー・ポッターの最初の会議で「わたしはちょっとだけフェミニスト!」と発言していたというエマ。自身が主催するフェミニストのためのブッククラブ「アワ・シェアード・シェルフ」に全力を注ぐため、女優業を一年間休むことを明かした。

「私の個人的なタスクは1週間に1冊読んで、ブッククラブの活動でも1か月に1冊読むこと。たくさん本を読んで、自分自身で勉強している最中」

「ジェンダースタディーを1年間学ぼうかとも思ったんだけど、地に足をつけて人と話して本を読むだけでも、たくさん学んでいるって気づいたわ」


エマを銀幕で見られなくなるのが寂しい人は、最新作「COLONIA(原題)」の予告編をチェックだ。元ナチス党員の牧師が作り上げたコロニーに収監された恋人を救うために、単身で組織に乗り込む女性を熱演している。日本での公開は未定。
【動画】映画「コロニア」予告編