がんを克服した16歳の少女が歌う「ファイト・ソング」に全米が感動！ あの辛口審査員サイモンも大絶賛[動画あり]

米NBCの人気オーディション番組「アメリカズ・ゴット・タレント」に出場した、ガンを克服した少女のパフォーマンスが最高に心を打つと話題を集めている。

現在、アメリカで第11シーズンが放送中の「アメリカズ・ゴット・タレント」。最初の数話は「本戦に向けてふるいをかける審査員オーディションエピソード」が放送されるのだが、6月21日に放送されたオーディションエピソードに出場した少女に全米が感動した。

その少女の名前はキャリスタ・バヴィアー、16歳。小豆色のミニドレスを身にまといベリーショートヘアー姿で舞台に登場した彼女は、「オハイオ州の小さな街から来ました」「夢は『アメリカズ・ゴット・タレント』で、歌手として優勝することです』」と自己紹介。自分と似ている歌手はいるか?という質問には、「いません。自分を誰かと比べることはしません」と発言し、拍手を浴びる。

16歳という若さで、自分をしっかりと持っている彼女に感心した審査員のホーウィー・マンデルが、「オードリー・ヘップバーンのような髪型も素敵だよね」とコメントすると、キャリスタは少し複雑な表情に。「これは……仕方なかったんです。子宮がんのステージ3と診断され闘病していたから」「ここに来たのは、自分の身に何が起こっても、夢は諦めずに追いかけるべきだって伝えたいということもあって」と言い、会場を感動させた。

【動画】がんを克服した16歳の少女の歌声に観客・審査員が感動

そして、キャリスタはレイチェル・プラッテンの「ファイト・ソング」を熱唱。ガンと戦った彼女ならではの選曲で、感情を込めて熱唱。これには審査員のホーウィー、サイモン・コーウェル、ハイディ・クルム、メル・Bも全て立ち上がり拍手を送った。

ホーウィー、メル、ハイディは、彼女がガンに打ち勝ったことを讃えるとともに歌唱力を絶賛。辛口で知られるサイモンも、「君を気に入った」「君がステージに現れたとき、上手く説明できないけれど、君のスピリット、選曲、歌声……全てが特別だなと感じるんだ」「緊張しているのはわかるけど」「君は成功するんじゃないか、夢掴むんじゃないかって感じるね。そう感じさせるんだ」と大絶賛し、予選通過のボタンを押した。

予選通過祝福の金の紙吹雪を浴びたキャリスタは嬉しそうな表情に。舞台の袖で司会進行役のニック・キャノンと見守っていたキャリスタの母親もほっとした表情を浮かべていた。

この動画はYouTubeで公開され、ネット上では彼女の才能に驚く声と応援する声が殺到。今シーズン、大健闘するのではないかと期待が集まっている。