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ハルク・ホーガン、セックスビデオを公開したゴシップサイトと32億円で和解

2016年11月4日
ハルク・ホーガンハルク・ホーガン
WENN.com
ゴシップサイト「Gawker」が、プロレスラーのハルク・ホーガン(62)のセックスビデオを公開した件で、3,100万ドル(約32億円)の和解金を支払うことで合意した。
 
ハルクは3月、同サイトを運営するGawker Mediaを相手取り、2012年に同社が同意なしにビデオを公開したとして提訴。1億4,000万ドルの損害賠償金の支払いを認められた。
 
このビデオにはハルクが2007年、フロリダ州の友人宅で彼の妻と性行為に及ぶ様子が映っている。ハルクは録画されていることを知らなかったと主張し、Gawkerとその創業者であるニック・デントン、元編集者のA・J・ドーレリオに対して1億ドルの損害賠償を求めた。
 
ハルクは当初、フロリダ州タンパの裁判で陪審員により経済的被害に対して5,500万ドル、感情的苦痛に対して6,000万ドルの損害賠償を勝ち取った。その後、ハルクは2,500万ドルの追加を認められた。
 
ハルクが勝訴したことでGawkerは今年6月に経営破綻。双方は3,100万ドルの和解金で合意した。
 
ハルクはプライバシーの侵害でこれほど巨額の賠償金が認められるとは思っていなかったため、訴訟の金銭的な側面に衝撃を受けた。
 
「法廷で数字を聞いて、『何だって? なんだその数字は?』と思ったよ」とハルクは判決当時、驚きを語っていた。「正しいことではなかったとみんなに知ってもらいたかっただけだ。破滅に追い込むためにやっていたわけじゃない。間違ったことを正しい方向に戻そうとしていただけだ」
 
「ようやく世間が俺の言うことを信じてくれてホッとしている」とハルクは米People誌に語っている。「あまりにも多くの人たちが、俺がエンターテインメント目的でセックスビデオを作っていたと思っていたからな」
 
Gawkerは閉鎖されたが、姉妹サイトは米Univision Holdings社に買収された。

© Cover Media/amanaimages
 
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