「THE WIRE/ザ・ワイヤー」が大学の科目に

米国メリーランド州にある名門ジョンズ・ホプキンス大学が、人気クライム・アクション海外ドラマ「THE WIRE/ザ・ワイヤー」を題材とした新科目を設けたことが明らかになった。

「THE WIRE/ザ・ワイヤー」は、西ボルチモアのストリートを舞台に、警察と麻薬組織による終わりなきドラッグ戦争を描いた社会派クライム・アクション。2002年から2008年までHBOで放送された。

米 Access Hollywoodによると、ドラマの舞台となったボルチモアにあるジョンズ・ホプキンス大学は、今学期から同作を通してアメリカ都市が抱える問題を学ぶ科目を設けた。「THE WIRE/ザ・ワイヤー」全60話(シーズン1～5)全てが教材として採用されるという。

講義には番組クリエーターのデヴィッド・サイモンやレギュラーキャストらが特別講師として招かれるとのこと。脇役として出演していたボルチモア前警察署長のエド・ノリスも教壇に立つという。

なお、中間課題はニードル・エクスチェンジ・センター(使用済みの注射器を新しいものと交換することによりHIV感染拡大を防ぐ支援センター)とジュベナイル・ジャスティス・センター(法を犯した少年少女を支援するセンター)への訪問とレポート作成。最終課題では、都市が抱える問題の解決案をレポートにまとめて提出することを課すと伝えられている。
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