新作TVドラマの主演にハリウッド銀幕女優たちが続々決定

来期放送が予定されている新作ドラマの主演を、ハリウッド映画で活躍している女優たちが務めることが続々と発表されており、話題をよんでいる。

■リーリー・ソビエスキー

映画「ディープ・インパクト」が出世作のリーリー・ソビエスキーは、CBSで放送される刑事ドラマ「Rookies」への出演を契約。この作品は、ニューヨーク市警察の新米警察官たちの物語。ロバート・デ・ニーロが製作総指揮を務める。リーリーはカリフォルニア出身の元ホワイトハウスの警護官、ジェン・ペリー役を演じる。

リーリーは、95年にマーク・ハーモン主演のTVドラマ「Charlie Grace」にレギュラー出演したが、ドラマはシーズン途中で打ち切りに。その後、映画界で活躍する傍ら、TV映画「ヴァージン・ブレイド ジャンヌ・ダルクの真実」に出演し高い評価を得た。最近では人気海外ドラマ「グッド・ワイフ」にゲスト出演している。


■ミニー・ドライヴァー

映画「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」でアカデミー助演女優賞にノミネートされたミニー・ドライヴァーは、CBSで放送されるドラマ「Hail Mary」のパイロットに出演する。この作品は、郊外に住むシングルマザーが、ストリートで暗躍するパートナーと組んで犯罪を解決していく物語。ミニーは主人公のシングルマザーを演じる。

ミニーは、銀幕女優のイメージが強いが、これまで2度、TVドラマのレギュラーを務めている。初のレギュラー出演となった「The Riches」ではエミー賞にノミネートされるなど高評価を得たものの、2シーズンで番組終了。次にレギュラー出演した「The Deep」は放送開始後すぐにキャンセル。今回、3度目の正直となるか注目される。


■クリスティーナ・リッチ

また、映画「アダムス・ファミリー」シリーズなどに出演したクリスティーナ・リッチは、ABCで放送される新ドラマ「Pan Am」のパイロットに出演する交渉中だと報道されている。この作品は、1991年に経営破たんしたパンアメリカン航空の黄金時代だった60年代を舞台に、パイロットや客室乗務員の日常を描いた物語。「ER 緊急救命室」を手がけたジャック・オーマンが脚本執筆を製作総指揮を務める。クリスティーナは客室乗務員役を演じるという。

クリスティーナは、これまで「アリー my Love」「グレイズ・アナトミー 恋の解剖学」などにゲスト出演しており、今年末には「CSI:科学捜査班」に2話登場する予定だが、レギュラーとしてTVドラマに出演するのは、これが初めてとなる。


■アシュレイ・ジャッド

90年代に放送された人気ドラマ「Sisters」で注目されるようになり、その後は「コレクター」「ダブルジョパディー」など映画界で活躍してきたアシュレイ・ジャッドも、約15年ぶりにTVドラマにレギュラー出演することになった。米Deadlineによると、アシュレイが出演するのはABCの「Missing」。元CIA捜査官が息子を探しにヨーロッパをめぐるという物語で、アシュレイは主人公を演じる。


近年、「ダメージ」のグレン・クローズ、「クローザー」のキーラ・セジウィックらが、映画からTVドラマに舞台を移し、エミー賞やゴールデン・グローブ賞を受賞するなど大成功をおさめている。最近では、オスカー女優キャシー・ベイツが新リーガルドラマ「Harry’s Law」に主演し、早くも高い評価と人気を獲得している。来シーズン、彼女たちに続いてTV界で成功する映画女優が現れるかどうか、大きな期待が寄せられている。

(写真クレジット:Bob Charlotte, Landmark,Donna Ward, Chris Hatcher / PR Photos)
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