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元トップモデルのタイラ・バンクスが名門ハーバード大学へ

2011年3月16日
ポスト“ナオミ・キャンベル”として人気を集めた黒人のスーパーモデル“タイラ・バンクス”。勝ち抜きモデルオーディション番組「America’s Next Top Model」のプロデューサー兼司会者として、ぶっちゃけた人柄が、日本でも人気のタイラが、言わずと知れた名門ハーバード大学ビジネススクールに通っていると明かして話題になっている。

アメリカを中心に人気の下着メーカー「ヴィクトリア・シークレット」のモデルとして、均整のとれた肢体を惜しげもなく披露したタイラは、男性の目を釘付けにし、女性の憧れの的となったが、美貌への称賛を手にした彼女も既に37歳。次なるステップとして選んだのは実業家としての道のようだ。タイラが昨年から通っているのはハーバード大学ビジネススクールの経営者向けのコースで、3年間にわたって授業が行われ、授業料は31000ドル(約250万円)だという。

タイラは「宿題も驚くほどたくさん出て、常に本を読んでいても、追いついたと思ったら、また次の課題が出るの」と語り、勉強の大変さをにじませながらも、「私の会社が成長して1番になるためには、そして世界中の女性たちに手を差し伸べて、彼女たちの役に立つためには、最高の教育が必要なの。だから1番の名門であるハーバード大学を選んだわ。授業料はとても高いけれど、本当に価値があると思う」と上昇志向は止まらない。

タイラは2005年にトップモデルを引退後は「America’s Next Top Model」の大ヒットをはじめとして、自身がプロデュースするワイドショー「ザ・タイラ・バンクス・ショー」がエミー賞を受賞するなど大活躍。アメリカでは第二のオプラ・ウィンフリーとも言われ、綺麗な顔に似合わない“お節介おばさん”キャラが世代を問わず人気となっている。今後、ハーバード大学の名が彼女のキャリアをさらに彩ることは間違いなく、経済誌「フォーブス」によると2009年に年間で3000万ドル(約24億円)稼いだといわれるタイラには、学費も安いものかもしれない。

タイラは才色兼備を認めさせるべく、「私がハーバード大学でビジネスを学んでるって知ると、みんな“本当に?”って、すごく訝しがるけど、あんまり期待されてないときのほうが、みんなを驚かすのは簡単だし、驚かれるのも楽しみになってきたわ。周りの人の話に訳もわからず適当に相槌を打っているだけの人間にはなりたくないし」と息巻いている。美しさだけでなく、賢く、しなやかに進化を遂げるタイラの今後から目が離せない。
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