デヴィッド・クローネンバーグが解剖医ジョン・ハンターをTVドラマ化

映画「デッドゾーン」「クラッシュ」「ヒストリー・オブ・バイオレンス」などで知られるカナダの鬼才監督デヴィッド・クローネンバーグが、本格的にTVドラマに進出することが明らかとなった。

米Deadlineによると、デヴィッドが製作総指揮・監督を務める「Knifeman」は、ウェンディ・ムーア著「解剖医ジョン・ハンターの数奇な生涯」のTVドラマ化。人体の秘密を解き明かした“近代外科医学の父”と呼ばれ、奇人として知られる18世紀の英国人医師ジョン・ハンターを主人公にした物語になるという。

本作の製作総指揮には、映画「スパイダーマン」やTVシリーズ「スパルタカス」のサム・ライミも参加する。

映画「スキャナーズ」「ヴィデオドローム」「デッドゾーン」といったSFホラーで頭角を現したデヴィッドは、1986年の「ザ・フライ」を大ヒットさせ、その名を広く知られるようになった。

同時に、「裸のランチ」「イグジステンズ」など、その独特なグロテスクかつ先鋭的なビジュアル表現でカルトなファンを獲得。1996年には、「クラッシュ」でカンヌ国際映画祭審査員特別賞を受賞、近年も「ヒストリー・オブ・バイオレンス」「イースタン・プロミス」など話題作を世に送り出している。