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サミュエル・L・ジャクソンが「アベンジャーズ」のレビューにぶち切れ

2012年5月7日
アメリカで公開中の話題のハリウッド大作映画「アベンジャーズ」に出演したサミュエル・L・ジャクソンが、同作品を酷評した大手新聞紙の映画評論家に激怒した。

「アベンジャーズ」は、人気映画「アイアンマン」シリーズ、「マイティ・ソー」、「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」、「インクレディブル・ハルク」のスーパー・ヒーローたちが一同に会する話題のアクション大作映画。サミュエルは、この作品で、最強と呼ばれているヒーロー軍団をたばねる、ニック・フューリー長官役を演じている。

その「アベンジャーズ」のことを、米ニューヨーク・タイムズの映画評論家A.O.スコットは、「かなりガッカリさせられる失敗作」だと手厳しく評価。サミュエルが演じているフューリー長官のことを、「任務指揮官というよりも進行係のようだ」とコメント。

これを読んだサミュエルは、ツイッターで、「『アベンジャーズ』のファンたちよ、ニューヨーク・タイムズの評論家A.O.スコットは、転職すべきだと思わないか!」とツイート。「職探しを手伝ってやろうじゃないか。彼が、きちんとできる仕事を探してやるのさ」と発言し、怒りをあらわにした。

サミュエルのフォロワーたちは、この激怒ツイートに同意していたが、米映画情報サイトThe Film Nestは、「『アベンジャーズ』を酷評されたことに対するサミュエルの理不尽な反応には、正直、落胆した。自分の意見を述べることはいけないことなのかい?」とツイート。これに対して、サミュエルは、「これだって、オレの意見さ!The Film Nestよ、一体どこが理不尽だというんだ?別にクビになるわけでもなかろうに。それくらい分かるだろう?」と反論した。

なお、サミュエルから攻撃的なツイートを受けたスコットは、米E!オンラインの取材に対して、別に腹だたしくは思っていないとコメント。

「ジャクソン氏は、私のことを本当にクビにしてやろうと思っていたわけではないと思うよ」「俳優や映画制作者たちの中には、作品を酷評されると怒りをあらわにする者がいるもの」「ツイッターは、比較的新しい、誰もが参加できるパブリック・フォーラムだしね。懐疑的な評論に対抗するためにファンを集めるという手に出てくれて、(評論家として)とても光栄なことだと感じるよ。個人的に攻撃されたとは受けとっていないよ」と述べている。

しかし、こんな一連の騒動は、「アベンジャーズ」の人気には全く影響がなかったようだ。「アベンジャーズ」は5月4日に全米公開。公開週の週末としては歴代最高の興収を記録するなど、最高のスタートを切った。日本では、8月17日より全国公開予定。
 
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